研究課題/領域番号 |
17683005
|
研究種目 |
若手研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会福祉学
|
研究機関 | 田園調布学園大学 |
研究代表者 |
村井 祐一 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 准教授 (90290006)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2006年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2005年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
|
キーワード | 社会福祉総合相談 / 福祉相談 / 相談支援システム / 実用化 / 個人情報保護 / 相談知識 / 福祉総合相談 / 総合相談支援システム / 匿名化 |
研究概要 |
福祉相談を行っている2つの現場の相談援助に対する業務分析から、社会福祉総合相談は大きく分けて2種類に分類されるとの仮説に至った。1つは制度やサービスの紹介だけで解決するタイプ、もう1つは継続性を持ったモニタリング重視の相談である。 継続性を持つ相談の場合、過去の相談の流れを素早く抽出し、今回の相談との整合性を図る必要があることが判明したため、相談者の特定が可能な場合は、これまでの相談内容を素早く抽出し、過去の相談と支援の流れが素早く確認できる仕組みが必要となる。 以上の事をふまえ、福祉相談に求められる基本的な機能を持つ相談記録システムを開発し、システムの評価を行った。 開発した相談支援システムを実際の福祉相談現場に導入して運用テストを行い、様々な課題の抽出と実用化に求められる機能の整理を行った。 1.システムの評価 総合相談支援システムのプロトタイプを開発し、福祉現場で実際に相談援助を行っている2名の相談援助者にシステムの評価を行ってもらった。そこで得られた意見をもとにいくつかのシステムの傷害やユーザーインターフェースの修正をおこない基本システムを完成させた。 2.相談事例の収集と支援の標準化 福祉相談現場と契約を行い、実際に社会福祉現場に寄せられた福祉相談事例を30ケース収集して相談から支援までの流れと、継続相談などの対応方法について分析し、相談のモデル化を行った。 3.福祉相談現場での運用マニュアルの作成 川崎市幸区社会福祉協議会の協力を得て、総合相談システムの現場での運用テストを行い、運用マニュアルおよび活用マニュアルの作成を行った。 4.今後の課題の抽出 相談支援システムを現場で本格運用するための課題の抽出と、今後の社会福祉相談支援システムに求められる機能の整理を行った。
|