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周期静電磁場を用いた原子状態の新しい操作方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17684023
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 原子・分子・量子エレクトロニクス・プラズマ
研究機関東京農工大学 (2006-2007)
東京大学 (2005)

研究代表者

畠山 温  東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 特任准教授 (70345073)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
29,120千円 (直接経費: 22,400千円、間接経費: 6,720千円)
2007年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2006年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2005年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
キーワード磁気共鳴 / レーザー分光 / 光ポンピング / 量子エレクトロニクス / 原子・分子物理 / 原子光学 / レーザー冷却 / 極薄セル
研究概要

本年度は、大まかに分けて以下の2つの観点から研究を行った。
1.レーザー冷却原子ビームと表面周期磁場の相互作用による磁気共鳴
レーザー冷却ルビジウム原子ビームの高品質化をめざして、レーザー冷却実験システムの改良をすすめた。レーザーの安定化や、レーザー光の周波数・強度の制御、また冷却に必要な磁場の制御を行った結果、ビームの速度広がりを小さくすることに成功した。そして、鉛直下向き方向への原子ビームの生成を行った。今後計画している原子の打ち上げによる鉛直上方へのビームの生成は、同じシステを用いて実験することができる。表面周期磁場として用いる予定の微細磁気記録のできる透明磁性体に関しては、適当な材料を見いだすことがまだできておらず、今後の課題として残った。
2.熱原子ビームと立体的な静周期磁場構造体の相互作用による磁気共鳴実験
上記のように二次元的にビームを面すれすれに通して相互作用を起こすのではなく、立体的な周期磁場構造体の中を原子ビームを通すという実験を行った。この実験は、どのように立体磁場構造を作成するかが難しいが、いったんそれが用意できさえすれば、ビームのコントロールにはあまり気を使う必要がなくなる。また相互作用領域が大きいので共鳴を起こす原子数を上げることができ、信号雑音比が格段に向上することが期待できた。実験では、導線を周期的に配列した基板を隙間を確保しつつ積み重ねて立体周期磁場をつくり、そこにオーブンから発生したルビジウム原子ビームを通した。期待通り、これまで得られていたものより、信号雑音比、線幅ともに改善された磁気共鳴スペクトルが得られた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Motion-induced magnetic resonance of Rb atoms in a periodic magnetostatic field2005

    • 著者名/発表者名
      A.Hatakeyama, Y.Enomoto, K.Komaki, Y.Yamazaki
    • 雑誌名

      Physical Review Letters 95

      ページ: 253003-253003

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://amo.lab.tuat.ac.jp/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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