研究課題/領域番号 |
17687003
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
村上 正志 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教 (50312400)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2005年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 食物網 / 空間分布 / 空間統計 / 寄生蜂 / 生息場所構造 / 林冠 / 群集集合 / 生物群集 / 森林 / 多様性 / 植食者 / 寄生者 / 潜葉虫 / 環境異質性 |
研究概要 |
本研究は、樹木の分布様式に基づく寄生蜂-植食者-植物の三栄養段階が構成する空間構造が、野外の寄生蜂-植食者群集動態に及ぼす影響を「機械論的」に解明することを目的とした。 昨年度までに得られたデータを用いて、いくつかの研究論文を発表した。これらは、森林生態系における、植食者-寄生蜂群集構造に森林の空間構造が与える影響(Hirao and Murakami 2007, Murakami et al. in press)、森林に対する大規模攪乱が昆虫群集に与える影響(Hirao at al. 2007)、植食性昆虫の群集形成過程に、餌となる植物の種類、樹木の空間分布、大スケールでの森林構造(攪乱)、さらに、生物間の相互作用(捕食者の影響)が確認された。これらの成果は、これまで、個別に扱われてきた、群集の形成機構に関わる要因を大規模に、統一的に把握している点で重要である。 しかし、現状ではこれらの要因んお効果を個別に検討するに留まっており、今後も、これらの要因相互の関係、またその相対的な重要性を解明するために、解析をすすめていく。
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