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非ステロイド系抗炎症剤による抗腫瘍機序を解明し、腫瘍の悪性度判定法を確立する

研究課題

研究課題/領域番号 17689017
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関北海道大学

研究代表者

西原 広史  北海道大学, 大学院・医学研究科, 助教 (50322805)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
24,960千円 (直接経費: 19,200千円、間接経費: 5,760千円)
2007年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2006年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2005年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
キーワードCOX-2 / 癌 / シグナル伝達 / NSAIDs
研究概要

<本研究の目的>COX-2阻害剤の抗腫瘍機序及びCOX-2による癌化メカニズム、並びに腫瘍悪性化におけるCOX-2の誘導機序を解明する。さらに、NSAIDsによる効率的ながん治療方法の確立を目的とする。
<本年度の研究実施計画と実績報告>
1.cAMPを介するCOX-2の発現誘導と癌化のメカニズムの解明
前年度までの研究でcAMP刺激によるCOX-2発現誘導にPKA,ERK,p38 MAPKが重要な役割を果たしていることが判明し、さらにCOX-2の有無により細胞の増殖能に顕著な差異が認められることが判明した。さらにCOX-2をsiRNAを用いて発現を低下させると、細胞増殖能が抑制されることを見出し、これらの作用が全てcAMPに依存するものであることも併せて証明した。この結果は日本癌学会にて発表し、さらに現在、英文論文にまとめて投稿準備中である。
2.COX-2の下流因子の解明
COX-2は癌遺伝子に位置付けられているものの、これまでの実験の結果、単独では細胞の癌化を誘導できないことが判明した。そこでCOX-2の下流に位置するPGES及びPGFSの二つの酵素との関連を調べるために、それぞれの発現ベクターを大腸癌細胞株から抽出したcDNAを用いて作成し、癌細胞に導入することに成功した。現在さらにレンチウイルスを用いて大量発現させる系の樹立を行っており、今後、COX-2とこれら下流の酵素と癌化機序との相関について研究を展開する予定。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] NSAIDsによる抗腫瘍機序の解明:cAMPはCOX-2の発現を抑制し、大腸癌細胞の増殖を促進する2007

    • 著者名/発表者名
      西原 広史
    • 学会等名
      第66回日本癌学会総会
    • 発表場所
      横浜、パシフィコ横浜
    • 年月日
      2007-10-03
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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