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高品質と納期を保証するソフトウェアプロジェクト管理のための予測システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700031
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 ソフトウエア
研究機関大阪大学

研究代表者

水野 修  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (60314407)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードソフトウェア工学 / 混乱予測 / ベイズ識別器 / ルールマイニング / 実証的ソフトウェア工学 / データマイニング / プロジェクト管理
研究概要

本研究では,プロジェクト開発中の複数の時点からデータの収集を行い,ルールマイニングをはじめとするデータ分類手法で分析を行うことで,より精度の高い混乱状態の予測手法を確立する.さらに,多くのソフトウェア開発組織からプロジェクトのデータを収集し,分析の結果をフィードバックするためにWebから利用可能なシステムを開発することを目指した.
本年度は現在のプロジェクト混乱予測システムに対してこれらの機能を組み込むことで,プロジェクトの混乱予測から混乱回避の策を提示するシステムへの拡張を目指した.具体的には,相関ルールマイニングを用いてデータ中の類似ルールを検索し,それらのルール間の違いに着目して混乱プロジェクトに陥るプロジェクトの予測とそこからの改善案を提示するシステムを構築した.通常の相関ルールマイニングではルールをある単純な指標に基づいて検索するため,大量のルールが検出されてしまう.そのため,いかに効果的な絞り込みを実現するかが焦点となった.
作成したシステムを企業横断的データに対して適用したところ,単純なルールマイニングを実施した場合に数十万のルールが抽出されるのに対し,本手法では数十程度のより重要度の高いルールを抽出することに成功した.抽出されたルールを精査したところ,プロジェクトの混乱に繋がる要因に関してその改善案を提示できる可能性が確認された.
本手法のプロトタイプをWebインターフェイスを用いて実装している.プロジェクト混乱予測システムと併用することで,プロジェクトの混乱回避策が効率的に立案できると期待される.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 相関ルールマイニングによるソフトウェア開発プロジェクト中のリスク要因の分析2007

    • 著者名/発表者名
      浜野康裕, 天嵜聡介, 水野修, 菊野亨
    • 雑誌名

      コンピュータソフトウェア 24

      ページ: 79-87

    • NAID

      110006277687

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 相関ルールマイニングによるソフトウェア開発プロジェクト中のリスク要因の分析2007

    • 著者名/発表者名
      浜野 康裕, 他
    • 雑誌名

      コンピュータソフトウェア (掲載予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] コードレビューの密度と効率がコード品質に与える影響の分析2006

    • 著者名/発表者名
      中野 裕也, 他
    • 雑誌名

      S E C ジャーナル 2巻4号

      ページ: 10-17

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Estimation of Project Success Using Bayesian Classifier2006

    • 著者名/発表者名
      Seiya Abe, 他
    • 雑誌名

      Proc. of 28th International Conference on Software Engineering 1巻1号

      ページ: 600-603

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 通信ソフトウェア開発におけるプロセス改善のためのフィールド品質に注目した主要な改善活動要因の抽出2006

    • 著者名/発表者名
      菊地奈穂美, 他
    • 雑誌名

      SEC journal 2巻1号

      ページ: 6-15

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] プロジェクト混乱予測システムのベイズ識別器を利用した開発2005

    • 著者名/発表者名
      水野修, 他
    • 雑誌名

      SEC journal 1巻4号

      ページ: 24-35

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] An Empirical Approach to Characterizing Risky Software Projects Based on Logistic Regression Analysis2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Takagi, 他
    • 雑誌名

      Empirical Software Engineering 10巻4号

      ページ: 495-515

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] 相関ルールマイニングによる企業横断データにおける不具合工数密度の分析2007

    • 著者名/発表者名
      出張純也, 水野修, 菊野亨, 菊地奈穂美, 平山雅之
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術研究報告(ソフトウェアサイエンス研究会)
    • 発表場所
      宮城大学
    • 年月日
      2007-10-22
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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