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マルチホップ無線網における通信品質を考慮した経路制御手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700072
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関九州工業大学

研究代表者

池永 全志  九州工業大学, 大学院工学研究科, 助教授 (50284716)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード無線LAN / マルチホップ無線網 / 経路制御 / QoS / 性能評価
研究概要

本研究では,IEEE802.11規格に基づく無線LAN技術を用いたマルチホップ無線網において,通信品質を考慮した経路制御を実現することを目的としている.
本年度は,IEEE802.11sに代表されるマルチホップ無線網の標準化動向をはじめ,通信品質を考慮した経路制御手法に関する国内外の最新の取り組みについて研究調査を実施した.
さらに,マルチホップ無線網を構成するアクセスポイント(AP)が複数のインタフェースを有し,それぞれを中継データ送信用インタフェース,中継データ受信用インタフェースとして使用し,送信用インタフェースのチャネルを送信先APの受信インタフェースのチャネルに動的に切り替えて通信を行う手法を提案した.また,このAPによって構成された網のための経路制御手法として,AP間で利用可能な通信帯域とチャネル切り替え時間を考慮して次の転送先を決定する手法を考案し,シミュレーションによって性能評価を行った.その結果,OLSR等の既存の経路制御プロトコルと比較して,高いスループットを得られるほか,平均遅延時間も低く抑えられるなど,その有効性を明らかにした.特に,音声通信(VoIP)を想定したトラヒックに対しては,提案手法を用いることにより,既存手法と比較して,高い通信品質を保ったまま,より多くのフロー数を収容可能であることが明らかとなった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 無線メッシュ網におけるチャネル切り替え遅延を考慮した経路制御手法2007

    • 著者名/発表者名
      坪内 宏司
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 IN2006-232

      ページ: 309-314

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] マルチホップ無線網のための複数インタフェースを用いたアクセスポイント構成法2006

    • 著者名/発表者名
      溝口 栄一
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 IN2005-220

      ページ: 377-382

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] マルチホップ無線網におけるMAC層での待機時間を考慮したパケット多重方式2006

    • 著者名/発表者名
      坪内 宏司
    • 雑誌名

      電子情報通信学会技術研究報告 IN2005-219

      ページ: 371-376

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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