• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

パターンに基づくセキュアな分散システム構築方法論

研究課題

研究課題/領域番号 17700084
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 計算機システム・ネットワーク
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

吉岡 信和  国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 准教授 (20390601)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードセキュリティ / 要求分析 / 分散システム / ミドルウェア / エージェント
研究概要

本研究では、複雑でかつ実行環境が変化するような場合でも、セキュリティパターンを使って安全なソフトウェアを容易に構築できる方法を提案する。そのためには、まず、環境を分析しアタックが起こりえる状況を洗い出す必要がある。そして、その状況への対処がどのように設計モデルに反映されるかをパターンとして整理する必要がある。そこで、本計画では、セキュリティに関する扱いを要求から実行・運用までのソフトウェアライフサイクル全体を通して統一的に扱う方法論まで展開する。
具体的には、本研究計画では、(1)分析フェーズの脅威とセキュリティパターンとの関連の追求、(2)セキュリティパターンの設計時対応と実行時の対応との切り分け方法の追求の手順で取り組み、最終的に(3)セキュリティの開発プロセスとして完成させる。
平成18年度までに、分析フェーズのセキュリティ要件と、セキュリティのパターンとの関連付けを行うために、misuse caseにもとづく要件の定義と、assetに基づいてセキュリティ要件とパターンを関連付ける手法を提案した。さらに、セキュリティパターンを、アタックパターンとプロテクションパターンから規定する新しいセキュリティパターン言語を考案した。これらの手法により、脅威の定義、要件とそれに対する防御パターンの関連付けが明確になった。最終年度の平成19年度には、misuse caseにもとづくアタッカの仕様から、アタックの設計にブレイクダウンするためのアタックパターンを適用する手順を定め、さらに、それを抑制するプロテクションパターンを選択し、そのパターンを元の設計に適用することで、secureなソフトウェアを設計する方法論に完成させた。アタックの設計は、実装時の成功すべきでないテスト項目に利用可能である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] A Survey on Security Patterns2008

    • 著者名/発表者名
      吉岡信和、鷲崎弘宜、丸山勝久
    • 雑誌名

      Progress in Informatics 5

      ページ: 35-47

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ゴール指向要求工学の体系化のための共通用語2006

    • 著者名/発表者名
      田原 康之, 長野 伸一, 吉岡 信和, 本位田 真一
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 47・2

      ページ: 596-608

    • NAID

      110004081268

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] アタックパターンの設計とそれに基づく分散システムの脆弱性の分析2007

    • 著者名/発表者名
      吉岡信和、本位田真一
    • 学会等名
      日本ソフトウェア科学会
    • 発表場所
      山口県(日本)
    • 年月日
      2007-11-08
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [備考]

    • URL

      http://see-project.org/

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi