研究課題/領域番号 |
17700088
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
伊藤 公人 北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 助教授 (60396314)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 知識メディア / 情報システム / ユーザインターフェイス / エージェント |
研究概要 |
近年のWWWの急速な普及・発展により、様々な科学技術研究領域のデータベースや解析ツールがWeb上に公開されている。Web上のデータベースや解析ツールは今なお増え続けており、生命情報学分野においてはその数が5000以上にのぼると言われている。WWWの研究基盤としての浸透により、研究データや解析ツールの個々別々な利用に関しては、従来に比べ格段に簡便化された。しかし、逆に、利用可能なデータやツールの数・種類が膨大化・多様化したため、ユーザがこれらの有効な組み合わせ方を見つけ出すことが困難となっている。 この問題を解決するために本研究では、計算機を用いてWeb上のデータやツールの組み合わせ方を自動的に見つける手法を開発することを目的とした。これまでに研究代表者らは、IntelligentPadシステムを用いることにより、エンドユーザがWebアプリケーションを自由に部品化し、さらにそれらを組み合わせて新しいツールを合成することが可能な基盤技術を開発した。そこで、部品化の際にユーザが指定した入出力関係を積極的に利用することにより、この技術を計算機によるWebアプリケーションの自動連携に発展させる手法を考案した。IntelligentPadのスロット値間の関係を一階述語論理により形式化した結果、Webアプリケーションの入出力値をProlog言語の単位節として、また、エンドユーザが定義したWebアプリケーション間の連携を確定節として、演繹データベース化することが可能となった。さらに、この演繹データベースに格納された入出力および連携のデータに対して、研究代表者らが開発した帰納論理プログラミング手法「底節交差汎化法」を適用することによって、計算機がWeb上のデータベースやツールの連携可能性を見つけてユーザに提示することが可能であることを明らかにした。
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