研究課題
若手研究(B)
昨年に引き続き、索引分散管理システムのための再編成手法の効率化に関して研究を行った。特に、索引にレプリカを用いた場合の再編成処理の段階化と、索引分散管理システムにおける段階的再編成処理の終了判定方法やロック範囲の改良による段階的再編成処理の高速化について研究・開発を行い、検証および発表を行った。段階的再編成法の改良においては、再編成時に索引移動量に偏りがあるような場合に、終了判定方法やロック範囲を改良することによりアイドル状態になるプロセッサ数を軽減することができ、総処理時間の短縮を確認することができた。また、再編成による負荷に大きな偏りがなく、再編成によって検索処理が高速化するような場合においては、スナップショットを用いた一般的なオンライン再編成手法より短時間で処理可能であることも確認でき、本手法の有効性の実証につながった。これら研究のまとめとして、段階的オンライン再編成法として学術論文誌に投稿中である。一方、レプリカを用いた索引分散管理システム上における段階化による再編成処理の効率化についても検証を行い、いくつかの場合において効率化を確認できた。これら成果を国内学会において発表を行った。このシステムに関しては、更なる検証が必要であるが、高速化のためにレプリカを用いるシステムが多くなってきた現状で、再編成、またはデータマイグレーションを効率的に行うための手法の提案への足がかりになるものと期待される。
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電子情報通信学会第18回データ工学ワークショップ論文集
Systems Modeling and Simulation, Theory and Applications, Asia Simulation Conference 2006
ページ: 223-227
平成18年度電気関係学会北陸支部連合大会講演論文集
電子情報通信学会第17回データ工学ワークショップ論文集
平成17年度電気関係学会北陸支部連合大会講演論文集