配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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研究概要 |
画像へ情報を多重化する(埋める)電子透かし技術に関して,改ざん検出に適用可能な手法を昨年度に引き続き検討した。併せて,電子透かし技術を用いた改ざん検出法に関して,昨年度に引き続き検討した。本年度の主な成果は次のとおりである。 1.昨年度検討した空間領城で埋める電子透かし法を改善し,埋めることができる情報量を増加しつつ,埋め込み処理による画質低下を抑制可能な,新たな手法を検討したこと。 2. 1.の手法を改善し,埋め込み処理による画質低下を知覚しづらいエッジ部へのみ情報を埋めることが可能な,新たな手法を検討したこと。 3.昨年度検討した電子透かし技術を用いた画像改ざん検出法を改善し,改ざん有無を階層的に検査することで検査効率を向上した,新たなす手法を検討したこと。 4. 2.の手法を改善し,暗号技術を適用することで,さらなる検査効率向上を実現した,新たなす手法を検討したにと。 5.幾何補正された画像から埋めた情報を抽出可能な,新たな電子透かし手法を検討したこと。 以上の成果の一部を含む論文を国内の研究会および査読付国際会議で発表した。また,研究の一部を含む論文が査読付論文誌論文として発行された。本課題では,電子透かし技術基づく新たな画像改ざん検出法を提案し,さらに,実用性を高めるために検出効率改善した。また,その研究途上で,新たな電子透かし法を複数提案した。これらの電子透かし手法は,改ざん検出以外へも応用される可能性があり,今後の展開が期待されるものである。
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