研究課題/領域番号 |
17700147
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
友部 博教 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 研究員 (10397440)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | コンテンツアーカイブ / 会議支援 / アノテーション / グループウェア / ユーザインタフェース / コミュニティ発見 / オントロジー / マルチメディア議事録 / 知識発見 / 会議コンテンツ |
研究概要 |
研究代表者のグループはディスカッションマイニングと題して、実世界における人間同士の知識交換の場であるミーティングの活動を記録し、再利用可能な知識を抽出するための技術および研究領域について提案してきた。ディスカッションマイニングでは、映像・音声情報やテキスト情報、メタデータなどの実世界情報の獲得と利用、これらのコンテンツを組み合わせるマルチメディア情報の知的統合、そして重要情報や因果関係などの知識発見をターゲットとしている。 計算機の処理能力の向上と通信回線の広帯域化により、映像や音声をデジタルアーカイブとして配信可能になった。また、実世界における情報を再現性高く利用するため、マルチメディア議事録のようなデジタルアーカイブを配信する要求が高まっている。そして配信されたコンテンツ間の意味的関係をアノテーションなどにより記述することによってコンテンツ間の関係からなるネットワークを形成することができる。 そこで本研究では、コンテンツ間の関係により結びついたネットワークの構築を視野に入れたマルチメディア議事録を半自動的に構築・蓄積する技術の研究・開発を行った。そして、メディア情報の意味構造を拡張し、会議を構成する要素の意味関係を明確にする手法を考案し、会議構成要素を抽象化した概念記述および要素間の関係記述であるディスカッションオントロジーを構築した。このディスカッションオントロジーによって、会議という人間活動に関する体系的な知識と、それらを計算機上で扱うための枠組みを確立することができた。そして、内容・状況に基づく意味的情報を付与することで、大域的な知識発見と議事録コンテンツを中心とするコミュニティ発見を行った。
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