研究課題
若手研究(B)
1.利用者に対するトラスト提示方式の確立トラストをエージェントシステムが自動的に形成できても、その内容が人間であるサービス提供者やサービス利用者に理解できないものであれば、本研究でめざす不特定多数の間でのサービス利用にかかわる不安の解消を行うことができない。本研究では、トラスト形成の過程と結果を人間に把握できる形で提示する方式の検討と提案を行う。そのために、(1)説明可能なエージェント行動方式、および(2)人間にとって書きやすいエージェント行動ルールの記述方式の二つを確立する。2.相互接続可能なトラスト形成支援アーキテクチャの構築と評価上記3つの方式と、さらに既存のトラスト管理システムとを統合した上で、本研究でめざす、利用者のトラスト形成を支援するエージェントシステムのアーキテクチャを提案し、プロトタイプシステムの開発を行う。このプロトタイプシステムによって被験者を用いた実証実験を行い、特に上記3.であげた提示方式が、実際に人間にとって説明可能であることを検証する。この実証実験のため、現存のPCに加えて5台程度のクライアントPCと実験用サーバを新たに用意する。
すべて 2006 2005
すべて 雑誌論文 (4件)
電子情報通信学会論文誌 D Vol. J89-D,No. 10
ページ: 2229-2236
電子情報通信学会論文誌B Vol. J89-B,No. 4
ページ: 498-506
Rational, Robust, and Secure Negotiation Mechanisms in Multi-Agent Systems -- 1st International Workshop on Rational, Robust, and Secure Negotiations in Multi-Agent Systems (RRS2005)
ページ: 55-65
マルチメディア・分散・協調とモバイルシンポジウム(DiCoMo2005)
ページ: 315-318