研究課題/領域番号 |
17700157
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高野 茂 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教 (70336064)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | リフティングウェーブレット / ロボットビジョン / 類似画像検索 / 物体認識 / 3 次元仮想空間 / ユーザインタラクション / ダイアディックウェーブレット / 特徴抽出 / 学習 / 個人認証システム / 類似Haarフィルタ / 画像のレイヤー化 / レイヤー木マッチング / ビデオシーン検索 / 顔画像認識 |
研究概要 |
今年度は,リフティング類似Haarウェーブレットに基づく画像に基づく生体認証のための基礎研究を行った。本研究では、携帯電話端末で得られた人間の手のひら画像を端末内でウェーブレット変換処理を行い、マニューシャと呼ばれる手のひらの特徴点を抽出した。さらに抽出したマニューシャ特徴点を文字列へと変換し、DPマッチングに基づく手のひら画像の回転、拡大、縮小に頑健な特徴文字列の照合法を提案した。予備実験では、良好な結果を得ており、本研究成果は、国内外の学会へ投稿準備中である。 また、類似画像検索技術を応用したロボットビジョンによる3次元シーンの認識に関する研究も遂行した。本研究では、ロボットが行動中に取得した画像を、あらかじめ準備しておいたデータベース画像と比較照合を行い、ロボットビジョンにおける3次元シーンの空間認識を行った。具体的には、まずロボットの行動範囲内における画像を知識データベースとして保存しておく。画像の特徴抽出法としては、画像の色領域分割を実行し、我々が提案する画像のレイアー化技術により各領域間の上下関係に基づく属性付きグラフを構築する。この属性付きグラフの確率的編集距離を画像間の類似度と定義し、類似画像検索システムに基づく3次元シーン解析システムを構築した。本研究成果はIEEE-ROMAN2007において口頭発表を行った。 さらに、第15回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップにおいて、3次元仮想空間におけるユーザインタラクションに関する3つの研究のポスター発表を行った。
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