• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高齢者を配慮した視覚バリアフリー情報呈示に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700179
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関富山大学

研究代表者

高松 衛  富山大学, 理工学研究部(工学), 講師 (30345558)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード高齢者 / 白内障 / 視覚バリアフリー / フルカラーLED情報板 / 高齢
研究概要

我が国においては世界的にも類を見ない速度で「少子超高齢化」が進んでおり,このことが様々な面で大きな社会問題の一つとなっている。ちなみに総務省が発表した統計調査結果によれば,平成16年度における65歳以上高齢者人口の総人口に占める割合は,19.5%と過去最高を更新し,10年後には4人に1人が高齢者になると予測されている。高齢者においては老化による身体機能の低下が重要な問題であり,そのため様々な分野でバリアフリー化が進められている。老化による身体機能の低下としては様々なものが挙げられるが,その中の1つに「老人性白内障」(以下,白内障とする)を挙げることが出来よう。白内障は眼球内においてレンズの役割を果たしている水晶体が,加齢に伴って混濁・黄変化することにより起こるものであり,白髪や皮膚のしわと同じく誰にでも起こりうる老化現象の一つである。手術を除いて一度始まった水晶体の混濁・黄変化が回復することはなく,年齢と共に徐々に進行していく。従って,高齢になるほど発生率は高くなり,その割合は50歳代で6割近く,80歳以上では9割以上になると言われている。
そこで本研究では,視覚工学の観点より,高齢者の視覚機能(特に白内障)を考慮した「視覚バリアフリー」情報呈示のための基礎的データを提供することをその目的としている。そこで平成18年度は,17年度に引き続き白内障に関する情報収集を行った。また17年度の実験において,白内障の場合ではそうでない場合と比較して周囲の光による色の認識への影響が大きいことが明らかとなり,それ故,周囲照度の変化と色の見え方について測定を行った。その結果,赤とオレンジと認識される範囲に大きな差があることが明らかとなった。得られたこれらの結果は国内外の学会において発表を行った。国外ではオランダで開催されたIEA2006大会で発表を行い,国内では,照明学会や人間工学会の全国大会にて発表を行った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Study on the LED information board for barrier-free which considered elderly2006

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Takamatsu
    • 雑誌名

      Proceedings of IEA 2006 Congress (CD-ROM)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Research of Visual Barrier-Free on the LED Information Board for Elderly People2006

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Takamatsu
    • 雑誌名

      The 9^<th> Korea-Japan Joint Symposium on Ergonomics

      ページ: 482-483

    • NAID

      130003873131

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Research on the LED Display Board for Barrier-Free -Which Considered Elderly People-2005

    • 著者名/発表者名
      Mamoru Takamatsu
    • 雑誌名

      Proceedings of the 5^<th> LUX Pacifica

      ページ: 213-216

    • NAID

      110004738490

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi