研究課題/領域番号 |
17700183
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知覚情報処理・知能ロボティクス
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西野 隆典 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助教 (40329769)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 頭部伝達関数 / 小型ダイナミック型スピーカ / 正十二面体音源 / 頭部近傍 / 距離減衰特性 / データベース / 小型十二面体音源 / 頭部伝達関数(HRTF) / 圧電素子 / 小型正十二面体音源 / 公開データベース |
研究概要 |
頭部近傍の高臨場感音場再現で使用する音響伝達特性を計測するために、直径15mmの小型ダイナミック型スピーカを正十二面体の各面に配した計測用音源を作成し、頭部近接音場における、頭部伝達関数(head-related Transfer Function:HRTF)の測定ならびに評価を行った。本年度得られた成果は、1)頭部近傍音場における耳介の影響の調査、2)頭部伝達関数データベースの作成・公開である。 小型ダイナミック型スピーカを用いて作成した正十二面体計測用音源により、頭部中心を原点として15〜105cmの範囲でHRTFを計測した。頭部近傍音揚における耳介の影響を調査するため、頭部中心と、外耳道入口をそれぞれ原点とする座標系にてHRTFを比較したところ、音源と受聴耳が同じ側にある場合には、外耳道入口を原点とする座標系でHRTFを比較する方が、スペクトル歪値の変動が小さくなることが確かめられた。これにより、頭部近傍音場における距離に関するHRTFの補間を行う際には、測定したデータを、外耳道入口を原点とする座標系に置き換えた後、補間処理を行うことが有効であることが示唆された。 また、本課題を通じて計測したHRTFの一部をデータベースとして整備し、次のURLにて公開した。http://www.sp.m.is.nagoya-u.ac.jp/HRTF/
|