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多段砂時計型ニューラルネットワークを用いた背景有色雑音の除去による補聴器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700196
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関鳥取大学

研究代表者

吉村 宏紀  鳥取大学, 工学部, 助教 (80316009)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードニューラルネットワーク / 砂時計型 / 補聴器 / 雑音除去 / 主成分分析 / 背景雑音 / 砂時計 / フィルタ / KL変換
研究概要

昨年度、「聞き取り易さ」を指標とした聴覚実験を行った.本年度は、「聞き心地」および「雑音の耳障り感」を指標とした聴覚実験を行いフィルタリング処理の性能評価を行った.実験試料として、音量一定の白色雑音を加えた音量の異なる7種類の音声をCSNNRFで処理したもの、さらに、処理結果を一定の聴き易い音量に増幅させたものを用意した.上記の処理結果を、処理前の音声、およびローパスフィルタ、カルマンフィルタの処理結果と比較した.聴覚実験は、対比較実験を行い、Thurstoneの比較判断の法則に基づいて、各フィルタリング処理した音声および未処理の音声の聴き心地、雑音の耳障り感を距離尺度化した。実験の結果、「聞き心地」は、入力信号のSN比が高くない時(0.8〜5.8dB)、CSNNRFによる雑音除去処理は聴き心地を有意に改善した(p<0.05)。CSNNRFはカルマンフィルタより聴き心地が良かったが(p<0.05)、ローパスフィルタが最も聴き心地の良い結果となった。「雑音尾の耳障り感」は、CSNNRFは雑音の耳障り感を有意に改善した(p<0.05)。カルマンフィルタより有意に勝る結果が得られたが(p<0.05)、ローパスフィルタに及ばなかった。ローパスフィルタに比べて高周波数成分の雑音が残ること、雑音の大きさが音声のパワーに応じて変化することが原因と考えられる。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] ITC-CSCC2008 (The 23rd International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers and Communications July 6-9、2008) 発表予定

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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