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分光情報と光反射解析に基づく色覚異常の視覚系モデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 17700212
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関長野大学

研究代表者

田中 法博  長野大学, 企業情報学部, 教授 (90387415)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード視覚モデル / 3次元光反射モデル / GPU / 分光画像計測 / 色覚異常 / コンピュータグラフィックス / コンピュータビジョン / 分光反射率推定 / 照明光推定 / 圧縮アルゴリズム
研究概要

分光的な光反射モデルに基づいた人間の視覚系モデルを構築した。それを用いてディスプレイなどのデバイス特性に依存しない物体のCG再現手法を開発した。本研究では構築した人間の視覚特性モデルに色覚異常の等色関数を用いたことにより、色覚異常者の視覚特性に基づいた3DCG画像生成が可能となった。
本年度の研究内容は以下のとおりである。
(1)ディスプレイデバイスやカメラといった映像デバイスの較正
精密な色再現を行うために、分光光度計を用いてディスプレイやカメラの分光特性を計測し、色特性のキャリブレーションを行った。
(2)光反射計測系の開発
物体表面の光反射強度分布を計測するための光反射計測系を試作し、その計測系を用いて物体表面の反射特性を計測した。計測した物体の反射光強度分布は反射モデルと適合し、反射モデルパラメータを推定した。ここではモデルパラメータを決定することにより物体表面の反射特性を定量化した。ここで求めた反射モデルパラメータに基づいて物体をCG再現する(色彩情報シンポジウムin長野2007)。
(3)GPUによる分光べースレンダリング手法の開発
本研究では、分光べースの光反射モデルに基づいて、対象物体を3DCGで画像再現するため、RGBカラーべースの映像生成手法と比較して処理量が大幅に多くなる。そこで、GPU上に本研究で開発した視覚モデルと分光ベースの反射モデルを実装し、画像生成速度を高速化した(情処学会研究報告CG-129 2007他)。
(4)色覚異常モデルの構築と映像化
色覚異常の等色関数に基づいて視覚モデルを構築した。分光的な光反射モデルに、開発した視覚モデルを用いて色覚異常者の視覚特性に合わせて映像化を行った(論文投稿準備中)。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2008 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Omnidirectional Scene Illuminant Estimation Using A Mirrored Ball2006

    • 著者名/発表者名
      S.Tominaga, N.Tanaka
    • 雑誌名

      The Journal of Imaging Science and Technology Vol.50,No.3

      ページ: 127-227

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Multispectral Analysis of Oil Paintings and Data Compression2006

    • 著者名/発表者名
      N.Tanaka, S.Tominaga
    • 雑誌名

      2006 IEEE Southwest Symposium on Image Analysis and Interpretation

      ページ: 158-162

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 油彩画の分光的レンダリングと分光反射率の圧縮2005

    • 著者名/発表者名
      田中法博, 富永昌治
    • 雑誌名

      情報処理学会研究報告 CG-121

      ページ: 91-96

    • NAID

      110003503038

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表] GPUによる分光的な3DCG画像生成と色再現精度の検証2008

    • 著者名/発表者名
      望月宏祐
    • 学会等名
      日本感性工学会
    • 発表場所
      宮城大学
    • 年月日
      2008-03-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] GPUを用いた分光ベースレンダリングの高速化2007

    • 著者名/発表者名
      田中法博
    • 学会等名
      情報処理学会研究報告CG-129
    • 発表場所
      和歌山大学
    • 年月日
      2007-11-12
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] ディスプレイの色特性に基づいた3D CGの色再現の向上2007

    • 著者名/発表者名
      望月宏祐
    • 学会等名
      計測自動制御学会
    • 発表場所
      上田東急イン
    • 年月日
      2007-11-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 分光的な光反射モデルによる映像生成とGPUによる高速化2007

    • 著者名/発表者名
      望月宏祐
    • 学会等名
      日本色彩学会「色彩情報シンポジウムin長野」
    • 発表場所
      長野大学
    • 年月日
      2007-09-07
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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