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呼吸音の遅延フィードバックが不随意的呼吸に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700267
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 認知科学
研究機関東京電機大学

研究代表者

高瀬 弘樹  東京電機大学, 21世紀COEプロジェクト推進室, 助手 (60345725)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2007年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード呼吸音 / 遅延フィードバック / 認知科学
研究概要

本年度は,昨年度までに構築した遅延時間0-msec(遅延無)から最大遅延時間が1000-msecまでの制御が可能な遅延聴覚フィードバック(delayed auditory feedback: DAF)システムを用いて,研究課題に関する本実験を実施した.呼吸音の計測には,聴診器をIEPEマイクロフォンと接続し,被験者の頚部に聴診器をあて気道の呼吸音を計測した.
呼吸音の遅延時間に関しては,これまでのDAFに関する研究において,実行している運動の種類に関わらずその運動のエラーが最大となることが明らかにされている遅延時間200-msecを用いた.安静状態の被験者に対し200-msec前後の呼吸音遅延フィードバック情報提示が被験者の呼吸に影響を及ぼすか検討した結果,被験者の呼吸にDAFの影響は認められなかった.その原因として,被験者の内省報告から,被験者は呼吸音の200-msec前後の遅延操作に気づかなかったことが挙げられた.呼吸音の遅延時間を0-msec(遅延無)から1000-msecまで操作し実験を行った結果,被験者が遅延操作に気づく傾向が認められるのは700〜800-msec以上の遅延時間であることが明らかにされた.また,この遅延操作が知覚可能となる遅延時間は呼吸の周波数(テンポ)に従属しており,呼吸の周波数が高くなると知覚可能となる遅延時間が短縮する現象が認められた.さらに,被験者の自身の呼吸に対する注意の程度が大きいほど,呼吸に対するDAFの影響が大きくなる(呼吸が乱れる)ことが示唆された.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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