研究課題/領域番号 |
17700375
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 国立国際医療センター(研究所) |
研究代表者 |
岡村 匡史 国立国際医療センター(研究所), 研究所感染症制御研究部, 室長 (00333790)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | LEA / Sendaiラット / 糖尿病モデル / 量的形質遺伝子座(QTL) / 網羅的遺伝子発現解析 / SENDAIラット / DNAマイクロアレイ / 軽症糖尿病 |
研究概要 |
LEA/Sendaiラット(以下Sendaiラット)は非肥満とインスリン分泌能低下を主徴とする、非肥満型糖尿病モデルラットである。量的形質遺伝子座(QTL)解析により、Sendaiラットの糖尿病関連遺伝子は第1、第3および第14染色体上にある可能性が示されている。インスリン分泌不全に起因すると考えられる耐糖能異常は、雌雄共に8週齢から観察される。そこで膵島に病理学的変化が見られない、8週齢の雄Sendaiラットおよび非糖尿病Brown Norway (BN)ラット膵島からTotal RNAを抽出後、Affymetrix社GeneChip Rat Expression Array Set 230を用いて網羅的に遺伝子発現解析を行った。その結果、Sendaiラットでは、46遺伝子が有意に増加(34遺伝子)あるいは減少(12遺伝子)していた。Ensemble genome databaseを用い、各遺伝子の染色体上の位置を調べたところ、27遺伝子については染色体領域が同定できた。そのうち、上記QTL近傍に位置した遺伝子は3遺伝子であった。現在までに、糖尿病と直接関連する遺伝子は見つかっていない。しかし、ラットはヒト、マウスに比べるとデータベースの整備が遅れており、アノテーション解析ができない遺伝子が多く存在したため、データベースの整備が進むにつれて、これらは有力な候補遺伝子になることが期待される。さらに、BNラットへの戻し交配により、第1、第3および第14染色体を個別に導入したコンジェニック系統を樹立し、ホモ接合体を作製した。糖負荷試験による耐糖能異常とQTLとの関連性を調べたが、今のところ関連性を示すデータは得られていない。今後は2つ以上のQTLをもつコンジェニック系を作製すると共に、高脂肪食投与など環境負荷を加え、糖尿病関連遺伝子座を絞り込んでいく予定である。
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