• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新奇点突然変異マウスモデルを用いた2型糖尿病の原因遺伝子探索と発症機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 17700383
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

井上 麻紀  独立行政法人理化学研究所, 動物ゲノム変異解析研究チーム, 研究員 (90321728)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード糖尿病 / モデルマウス / 原因遺伝子 / 突然変異 / ミュータジェネシス
研究概要

申請者が作出した,グルコキナーゼ遺伝子(Gck)変異マウス12系統はすべての系統において,ヘテロ変異体では緩やかな高血糖を呈する.本研究課題において,変異を有する系統のヘテロ変異個体同士を交配することにより,3種類のコンパウンドヘテロGck変異マウスを作出した.同じ点突然変異系統同士の交配によりホモ変異個体を作出した.その結果,ヘテロ変異では比較的穏やかな糖尿病を発症する個体もホモ変異ならびにコンパウンドヘテロ変異となると重症化するということ,さらにそのなかでも生存率や,血糖値などにおいて差が見受けられたことから,変異の箇所や変異によって生じる遺伝子産物の違い(ミスセンス変異あるいはナンセンス変異の違い)により,機能発現に差異が生じることが明らかとなった.これらの結果は第19回International Mouse Genome Conferenceならびに第28回日本分子生物学会で発表された.
また,ヒト2型糖尿病に類似した肥満,高インスリン血症,インスリン抵抗性の表現型を示す変異マウス系統に関して,変異遺伝子同定のfine mappingを実施し,現在ゲノム上約3Mb領域に絞り込まれ,領域内の遺伝指数は12に絞り込まれた.
新たな変異マウスの検出を目的とし,高脂肪食負荷をかけたENIJ変異誘発個体に生化学検査を実施した.高血糖変異系統として検出された2系統は11週齢の若齢では正常,高脂肪食負荷後の18週齢では高血糖を発症したが,遺伝性が不明瞭となった.遺伝的背景の影響を考慮し,表現型が検出できる交配相手系統の検討のためにC3H,DBA/2J系統と交配したが表現型は検出できなかった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 図書 (3件)

  • [図書] マウス表現型解析プロトコール 形態分析から生理機能解析まで(「2-3 尿解析法」「2-4 血清中の生理活性物質の測定法」担当)2006

    • 著者名/発表者名
      井上麻紀(分担執筆)
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      秀潤社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 生活習慣病がわかる2005

    • 著者名/発表者名
      春日 雅人
    • 総ページ数
      140
    • 出版者
      羊土社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 分子糖尿病学の進歩20052005

    • 著者名/発表者名
      矢崎 義雄
    • 総ページ数
      190
    • 出版者
      金原出版
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi