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カテーテル型SOD固定化スーパーオキサイドセンサの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700410
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関川崎医科大学

研究代表者

遠藤 恒介  川崎医科大学, 医学部, 助手 (00350463)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードスーパーオキサイド / SOD / センサ電極 / 活性酵素 / 電極型センサ
研究概要

SOD固定化法の検討:数通りのMUA-MU濃度、混合比にっいて検討したが、CVにおいてSOD固定化によるピークが確認できず、キサンチンオキシダーゼ系によるスーパーオキサイド測定においてもスーパーオキサイド生成による電流値の変化を確認できなかった。原因としては、SAMとSODとの架橋に用いたEDCでは、結合サイトを十分に確保できなかったことが考えられる。SODの立体構造から、結合サイトとして利用しやすいアミノ酸残基を予測し、SAM素材、架橋剤の組み合わせを見直すことが今後の課題である。標識SODを用いた固定化分布の解析では、蛍光標識SODを固定化した基盤を一定時間PBS中に浸漬後、蛍光顕微鏡により観測し、剥離、溶解等の影響を調べた。従来のグルタルアルデヒドを用いた固定化法では、長時間の浸漬によりSODの剥離が認められた。また、この方法は、蛍光物質の結合サイトが、EDCと競合するため、SAMを用いた固定化法では試みていない。今後は、固定化操作と競合しない蛍光物質を導入することで、固定化SODの評価法として導入できると考える。
・検知部被覆および検知部形状の最適化:検知部被覆については、既述の通り、SOD固定化法を確立できなかったため、未着手となった。形状については、従来は円筒状の対極内に作用極を配した同軸型から、対極と作用極によりガイドワイヤを挟んだサンドイッチ型とし、先端部はワイヤにシリコンゴムなどを被覆したデバイスを考案した。このデバイスであれば、生体組織など固体対象への穿刺時の電極の損傷を防ぐことができ、カテーテルの血管挿入時に、血管内の損傷を抑えることが出来ると考える。本デバイスであれば、グルタルアルデヒドによる従来法のセンサを用いた場合でも、汎用性の向上が見込まれ、共存物質の影響の少ない系では十分に実用可能であると考える。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Superoxide Sensor2006

    • 著者名/発表者名
      Takehiro Miyasaka, Kosuke Endo, Seiichi Mochizuki, Kiyotaka Sakai
    • 雑誌名

      Sensor Letters 4

      ページ: 1-10

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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