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視覚障害ベースの盲聾者用コミュニケーションシステム

研究課題

研究課題/領域番号 17700466
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関筑波技術大学

研究代表者

小林 真  筑波技術大学, 保健科学部, 助教授 (60291853)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード盲聾者 / 視覚障害者 / コミュニケーションエイド / 点字ディスプレイ / インターネットチャット
研究概要

本年度は,本研究にて提案する,視覚障害をベースとする盲聾者を対象としたコミュニケーションシステムを国際学会にて提案発表するとともに,評価実験と改良プラン作成を行なった.システムはインターネットチャットを基本とするもので,盲聾者自身の発言と,相手の発言をリアルタイムで2行分の点字出力デバイスへ表示する点が主な特徴である.点字出力の制御には,スクリーンリーダを利用するのが一般的だが,盲聾者自身の発言と相手の発言を同時に出力するのは既存のチャットソフトではできない.そこで,1つの端末で2つの点字出力を得るために,仮想コンピュータをオペレーティングシステム内に構築し,2組のオペレーティングシステムとスクリーンリーダ,チャットソフトを1つの端末で利用するシステムを考案している.この提案システムと予想される効果について,障害補償技術に関する国際学会ICCHP2006にて報告した.そして,製作したシステムの評価実験として,点字を日常的に利用する視覚障害者を被験者とするチャットを行なった.チャットは視覚障害者,実験者,もう1名の被験者の3名1組で行ない,テーマを決めた話し合いのログを取った.比較対象として,1行表示のチャットシステムでも同様の実験を行なった.これらの実験を2組のメンバーに対して実施し,得られたログから,提案するシステムでは,単位時間当たりの発言数が多いことや,話の流れによって発言を修正してから送信する様子などが観察され,通常のチャット端末と比較して実用性があることが確認された.また,実験に参加した視覚障害者らの意見から,相手の発言を2行分出力するシステムデザインの方がより実用性があることなどが分かり,それをもとに改良プランの作成を行なった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Internet Chat System for the Deaf-Blind Using Doubled Braille Display-DB4DB2006

    • 著者名/発表者名
      Makoto Kobayashi
    • 雑誌名

      Computers Helping People with Special Needs LNCS 4061

      ページ: 870-873

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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