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RNA干渉を用いた筋感覚神経関連タンパク質の機能追及

研究課題

研究課題/領域番号 17700490
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関大阪大学

研究代表者

河野 史倫  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90346156)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード筋感覚神経 / 27kDa heat shock protein / ヒラメ筋 / 筋萎縮および再生 / RNA干渉 / 筋萎縮 / タンパク質
研究概要

骨格筋における機械的刺激のフィードバック機構のひとつである筋感覚神経活動を抑制した場合、筋萎縮と並行してリン酸化27kDa heat shock protein(HSP27)の発現抑制が認められた。本研究では、このリン酸化HSP27が骨格筋のサイズ調節において如何なる役割を果たすのか検討した。14週齢のウィスターハノーバー雄ラットを対照群と後肢懸垂群に分け、懸垂群には連続尾部懸垂を施した。7日間の懸垂後、懸垂群を更に回復群および回復+リン酸緩衝液(PBS)群、回復+阻害剤群に分け、回復+阻害剤群には50μg/20μLのHSP27リン酸化阻害ペプチドを、回復+PBS群には同量のPBSを筋注した後、懸垂を解除し5日間回復させた。実験前、7日および12日目にヒラメ筋のサンプリングを行った。凍結横断切片において筋線維横断面積を測定したところ、後肢懸垂により顕著なヒラメ筋線維横断面積の減少(39%)が引き起こされた。回復および回復+PBS群では、懸垂終了時に比べ約50%の筋線維肥大が見られたが、回復+阻害剤群ではわずか12%の増大しか認められなかった。また、筋ホモジネート中におけるリン酸化HSP27発現は、後肢懸垂により減少する傾向にあったが、5日間の回復により顕著に増加した(+83%vs.懸垂終了時)。しかし、回復+阻害剤群では38%の増加しか認められなかった。リン酸化MAPKAPK2発現は、後肢懸垂によって顕著に増加したが、5日間の回復中に減少し、コントロールレベルに近づいた。以上の結果から骨格筋再生においてHSP27のリン酸化が重要な役割を果たすことが分かった。HSP27はin vitroではMAPKAPK2によってリン酸化されることが知られているが、in vivoでは必ずしもこの活性と一致しないことも示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Role(s) of nucleoli, phosphorylation of ribosomal protein S6 and/or HSP27 in the regulation of muscle mass.

    • 著者名/発表者名
      Kawano et al.
    • 雑誌名

      American Journal of Physiology Cell Physiology (in press)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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