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バスケットボール戦術の分析に関わる客観的評価システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17700491
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関大阪教育大学

研究代表者

大場 渉  大阪教育大学, 教育学部, 講師 (80369793)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードゲーム分析 / 画像解析手法 / バスケットボール / 戦術研究
研究概要

本研究では,バスケットボールの公式試合中における各選手とボールの移動距離と移動速度を明らかにし,体力的トレーニングの効果的なコーチング資料を提供すること,攻撃と防御の相対的な関係を考慮した集団戦術における空間を数値化し,その数値を用いて代表的なプレーにおける空間の利用法にろいて説明することを試みるこ乏を目的とした.これらの課題に取り組むことで,集団戦術における客観的な分析を可能な手法を開発することを本研究の自的とした.
本研究では,DLT法を用いた三次元画像解析手法により,まず全選手とボールの移動距離・移動速度が算出された.その主な結果は次の通りである.1)選手の移動距離の平均と標準偏差は5600±243m及び5552±176mであり,ボールは10712mであった.次に,選手の移動速度の平均と標準偏差は1.68±1.25m/s及び1.66±1.23m/sであり,最高移動速度の平均と標準偏差は7.29±0.26m/s及び7.51±0.23m/sであった.一方,ボールについでは,移動速度の平均と標準偏差は3.20±2.47m/s,最高移動速度は15.52m/sであった.そして,選手は試合中のほとんど(約70%)を2m/s以下のジョギング程度で移動しており,最高移動速度に近い6m/s以上で移動している時間は約0.2分程度であった.
加えて,画像解析手法で算出された三次元位置座標データをもとに木島(2003)の勢力分布モテルを応用することで,攻撃や防御の相対的な勢力を算出することが可能とことを明らかにした.また,算出された勢力を等高線図で表すことで,有効な空間の存在をこれまでのビデオ映像よりも視覚的に理解しやすい形で表現した.そして,エリア別に選手の相対的な勢力を算出することで,一つのプレーにおける空間利用の有効性を数値で判断することが可能となった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] バスケットボールにおける選手及びボールの移動速度と移動距離に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      大場 渉, 奥田知靖
    • 雑誌名

      スポーツ方法学研究 20

      ページ: 71-84

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] バスケットボール競技における空間の定量化に関する研究-集団戦術の基礎的研究として-2007

    • 著者名/発表者名
      奥田知靖, 大場 渉, 沖原謙, 黒川隆志
    • 雑誌名

      スポーツ方法学研究 20

      ページ: 45-55

    • NAID

      40015820531

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] バスケットボール競技における空間の定量化に関する研究-集団戦術の基礎的研究として-2006

    • 著者名/発表者名
      奥田知靖, 大場 渉, 土井秀和
    • 雑誌名

      大阪教育大学紀要第IV部門教育科学 55(1)

      ページ: 129-141

    • NAID

      40015820531

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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