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トレーニング効果を向上させるピッチングマシン開発のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700508
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関中京大学

研究代表者

神事 努  中京大学, 大学院体育学研究科, 助手 (20387616)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード野球 / ピッチングマシン / スピン / 投球軌跡 / 空気力学
研究概要

本年度では、実際の投手が投球したボールの回転軸がどのように決定されているかを明らかにした。実際の投手の投球方法を明らかにすることで、新型ピッチングマシンにおける発射機構開発のための資料を得ることを目的とした。
大学生野球投手12名に全力で直球を投球させた。Vicon動作解析システムを用いてその動作を記録し(カメラ10台、1000Hz)、投球腕の解剖学的な角度とその角速度、および静止座標系における手部の姿勢角を求めた。また、高速度ビデオカメラを用いてリリースされた直後のボールを撮影し(250Hz)、ボール上に描かれたマークの位置変化からボール回転軸の方向と回転数を算出した。
回転軸の方向に有意に関係していたのは静止座標系における手の方向であり、その他の解剖学的変量との間に有意な相関関係は見られなかった。
ボール回転速度とボール速度の間には有意な相関関係を示し、回転速度との間に有意な相関関係が見られた変量は、ボール速度の間にも有意な相関関係を示すものも多かった。Fleisig et al,(2005)はボール速度増加には、肘関節屈曲トルク、肘関節、肩関節の関節圧縮力が関係していることを述べているが、これら変量は本研究においてもボール速度の間に有意な相関関係を示し、またボール回転速度との間にも有意な相関関係、もしくは高い相関係数を示した。ボール速度に大きな貢献をする肩関節内旋運動である最大内旋トルクにおいても、ボール速度、ボール回転速度の間に有意な相関関係が認められた。これらのことから、ボールの運動量を大きくする動きとボールの角運動量を大きくする動きは類似したものであることが推測される。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Direction of Spin axis and Spin Rate of the Pitched Baseball2006

    • 著者名/発表者名
      Jinji.T, Sakurai.S
    • 雑誌名

      Sports Biomechanics 5(2)

      ページ: 197-214

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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