研究課題/領域番号 |
17700535
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 吉備国際大学 |
研究代表者 |
加藤 茂幸 吉備国際大学, 保健科学部, 講師 (20368715)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 健康 / スポーツ / 外傷 / 予防 / 運動 / プログラム / 動作解析 / スポーツ科学 |
研究概要 |
本研究はスポーツ活動中の外傷予防に効果的な運動プログラムを開発することを目的とし、昨年度は大学女子バスケットボール選手を対象に運動プログラム指導におけるコンプライアンスの調査結果と、ランニングからのストップ動作に着目したエクササイズ介入による下肢ダイナミックアライメント変化を報告した。本年度はジャンプ着地動作に主眼を置いたエクササイズ介入と対象者への動機づけとなる啓蒙活動を行った。 まず、8種類のエクササイズを重心動揺計および筋電計を用いて、単位軌跡長、外周面積、筋活動量の面から検討し、解析結果をふまえて半円球状のバランスディスクとパッドを用いた3種類のエクササイズを絞り込んだ。次に、外傷および予防に対する選手自身の知識とモチベーションを高める目的で、大学および高校バスケットボール選手を対象に外傷に関する知識と予防について理解しやすく、且つ興味をひくように工夫した教室を実技を交えて実施した。その後、介入研究として、3種類のエクササイズ介入を3週間(週3回)、レベルを上げたエクササイズをさらに3週間の計6週実施した。各期間に床反力計(重心動揺計も兼ねる)と3方向から3台のデジタルビデオカメラを用いてジャンプ着地動作を記録した。その結果、前額面上の膝角度および重心動揺のパラメータは減少傾向にあったが有意差は認めなかった。しかしながら、我々の3次元有限要素モデルを用いた解析では、膝関節回旋、外反、脛骨前方移動の状況下にて、過度の応力が前十字靭帯に加わることが認められたことより、エクササイズ介入によってこれらが変化し、外傷発生減少につながるかを判定することが外傷予防プログラムの今後の課題と考える。
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