• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

皮下脂肪の蓄積は脂質代謝異常、糖代謝異常発症の抑制要因になりうるか。

研究課題

研究課題/領域番号 17700536
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用健康科学
研究機関中村学園大学

研究代表者

田中 美鈴  中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (00301680)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード皮下脂肪面積 / 脂質代謝 / 閉経 / 肥満 / 糖代謝 / 閉経後
研究概要

中村学園大学健康増進センターでは新たに18名の肥満女性を対象に減量指導を行った。空腹時に採血を行い、血清脂質、血糖、インスリン、ヘモグロビンAlcを外注測定した。MRIを用いて、腹部脂肪分布の測定を行い、内臓脂肪面積および皮下脂肪面積の計算を行った。閉経前女性146名、閉経後女性82名で検討を行ったところ、閉経後女性では閉経前女性に比べて腹部内臓脂肪面積が大きいにも関わらず、腹部皮下脂肪面積は逆に小さいことが判明した。すなわち、閉経もしくは加齢により腹部脂肪分布が変化していることが示された。閉経後女性では、閉経前女性に比べて総コレステロール、LDLコレステロール、アポリポプロテインBが高値であり、脂質代謝の悪化が認められた。閉経前後に分けて、腹部皮下脂肪面積と脂質代謝の関連を調べてみると、閉経後女性にのみ皮下脂肪蓄積に伴い総コレステロール、LDLコレステロール、アポリポプロテインの低下が認められた。一方、内臓脂肪蓄積が脂質代謝に及ぼす影響は閉経前後で同等であることが明らかとなった。この結果から、閉経後女性では皮下脂肪蓄積が脂質代謝異常の抑制要因になる可能性が示唆された。内臓脂肪蓄積は、閉経前後共通して脂質代謝を悪化させることが示された。今後は腹部皮下脂肪だけでなく、下肢、上肢の皮下脂肪についても検討を行いたい。この内容をまとめ、Experimental Biology and Medicineに投稿中である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi