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生活排水中の界面活性剤の除去に関する教材開発

研究課題

研究課題/領域番号 17700545
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生活科学一般
研究機関岡山大学 (2006)
鳴門教育大学 (2005)

研究代表者

篠原 陽子  岡山大学, 教育学部, 講師 (50335832)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード非イオン界面活性剤 / 除去 / 水環境 / 科学教育 / 自作濁度計 / 曇点 / 簡易定量
研究概要

家庭用洗剤に起因する水環境の汚染を軽減するような生活を,児童・生徒が意識的に営むようになることを目標として,その方法を自ら考え実践する能力を育成するための教材の開発を試みた.
1.陰イオン・非イオン界面活性剤混合系における界面活性剤の定量と除去方法の検討
イオン性の異なる2種の界面活性剤が共存しているモデル水溶液を設定して定量法を検討した.市販洗剤には,陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤が共存しているものがあるので,これらの定量のために,昨年度の成果で得られた陽イオン性の除去材を用いて陰イオン活性剤を回収し,残りの非イオン界面活性剤を定量する方法を検討した.実際の洗たく排水中には,水道水や衣類から出てくる成分があるので,これらの検討も今後必要である.また,昨年度に引き続き検討している排水中からの界面活性剤の除去効果が高かった土壌による処理に関して詳細なデータを得ることができ,日本油化学会第38回洗浄に関するシンポジウム(要綱集31-32,平成18.10.19,京都)で発表した.
2.学校現場で活用できる教材の開発
平成17年度,18年度の基礎研究に基づき学校現場で活用できる実験学習教材の開発を試みた.児童・生徒が自分たちの衣生活を振り返り,環境に配慮した衣生活管理ができるように,廃棄衣料と洗たく排水に関わる水環境に目を向けさせる教材の作成をめざした。洗たく排水に関わる実験教材としては,簡易滴数計を作成した.これを用いて洗剤の表面張力を測定し,洗剤濃度と表面張力,水の硬度の影響などを実験データを基に科学的に理解できるような学習教材を開発した。今後授業実践を行い,修正,改良を検討したい.
本年度の成果として以上に示したように,当初の研究計画通りに遂行できたことを報告する.今後は,混合系における定量法と除去方法に関して,より実用的な系を想定して検討するとともに,開発した教材の実践を通してさらに研究を進める.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 自作の加熱式簡易濁度計による非イオン界面活性剤の定量2005

    • 著者名/発表者名
      篠原 陽子
    • 雑誌名

      繊維製品消費科学会誌 46・8

      ページ: 503-508

    • NAID

      130004009921

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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