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中等教育における情報教育の学習内容に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700583
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関弘前大学

研究代表者

谷田 親彦  弘前大学, 教育学部, 講師 (20374811)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード情報教育 / 「情報とコンピュータ」 / 教科「情報」 / 技術・家庭科 / 情報科
研究概要

本研究は,中学校での情報教育を履修した学習者の意識に基づいて,実施初期段階における学習指導・学習内容を総合的に検討することを目的としたものである。
「情報とコンピュータ」の学習内容に対する「興味・関心」,「自己評価(理解・自信度)」及び今「重要度」の3側面を,広島県内の高等学校1年生を対象に調査した。その結果,次の3つの示唆が得られた。
1.学習者は「情報とコンピュータ」の「重要度」を認識しているが,「自己評価」は概ね低く把握していることが示された。「情報手段の役割」「コンピュータの利用」及び「プログラムと計測・制御」への「興味・関心」は低く,実践的な学習活動を取り入れるなどの方策が求められた。また,「基本的な構成・操作」「情報通信ネットワーク」及び「マルチメディアの活用」に対する「興味・関心」は肯定的であり,知識や技術の定着を促進する学習指導の必要性が示された。
2.各側面の構造を把握するため因子分析を行った。その結果,学習者の「興味・関心」は,「コンピュータ利用」「ネットワーク活用」及び「計測・制御とプログラム」,「理解・自信度」は「ソフトウェア活用」「情報と生活の関係」及び「ネットワーク活用」,「重要度」は「情報処理の基礎能力」「情報の創造的加工」及び「情報の相互表現」から成る構造が認められた。これらの相互関連性から,学習内容は8つに類型化することができた。
3.学習者の類型化を試みた結果,第I〜IV群に類別され,2つの指標が共に中位の第I群と,共に高位の第III群の「興味・関心」と「自己評価」の構造を相関係数から検討した。その結果から教科「情報」では,学習内容に対する興味・関心の相互関連を緊密・増大化させるとともに,多様な学習活動を通して情報化が社会・生活に与える影響などについての認識を探めさせる学習指導に留意する必要性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 学習者の意識分析を通した「B情報とコンピュータ」の学習指導の検討2007

    • 著者名/発表者名
      谷田親彦, 上田邦夫
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会誌 第48巻第4号

      ページ: 267-274

    • NAID

      10031117225

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 情報教育の学習内容への興味・関心と自己評価に基づく教科「情報」学習者の類型化2007

    • 著者名/発表者名
      谷田親彦, 足立泰彦, 臼坂高司, 上田邦夫
    • 雑誌名

      コンピュータ&エデュケーション(CIEC会誌) 第22巻(掲載決定)

    • NAID

      130004709747

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 「情報のコンピュータ」に対する学習者の意識構造と学習内容の類型化2006

    • 著者名/発表者名
      谷田親彦, 足立泰彦, 上田邦夫
    • 雑誌名

      日本教科教育学会全国大会論文集 第32巻

      ページ: 41-42

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 情報教育の学習内容に関する実証的研究-「B情報とコンピュータ」に対する学習者の意識-2005

    • 著者名/発表者名
      谷田親彦, 上田邦夫
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会第48回全国大会講演要旨集

      ページ: 115-115

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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