研究課題/領域番号 |
17700589
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
伊藤 京子 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 助教 (10397622)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | グループ議論 / 議論評価支援ッール / 評価実験 / ファシリテータ / 科学技術 / 学校教育 / コンピュータシステム / 議論評価 / 議論評価支援ツール |
研究概要 |
エネルギー・環境問題は21世紀の大きな社会問題の1つであり、科学・技術と社会の関連を深く考える必要がある問題である。これらの問題に対する一般市民の問題意識の向上が叫ばれており、学校教育からの有効なアプローチが期待されているが、現状では、様々な教育手法が模索されている段階である。本研究では、学習者間で問題を話し合うことにより問題意識を高めるために「グループ議論」に着目し、議論のコーディネータの役割を果たす人間に対して、議論のコーディネートを支援する手法の提案を目指し、ファシリテータが、議論の進行状況を容易に把握でき、議論の調整が必要な場面の認識を行なうための支援方法の提案、および提案方法を用いたコンピュータシステムの開発を目的とする。 一昨年度は、実際のグループ議論のデータを基に、教育に向けた議論評価手法の分析を行ない、教育分野を対象とした、議論評価支援ツールの設計と開発を行い、開発したソフトウェアを用いた被験者実験を行った。 昨年度は、一昨年度開発した、コンピュータを用いた議論評価支援ツールを用いた実験結果に基づき、教育支援ソフトウェアとしての検討を深めた。 今年度は、更に具体的かつ実際的な検討として、昨年度得られた改良点を考慮し、有効な議論評価支援ツールの開発に向け、検討を進めた。 具体的には、以下の点を中心に、検討した。 (1)大学の授業を対象とした評価実験(実験授業)の設定 (2)指導支援システムとしての有効性を確認するための質問紙調査とヒアリングの実施 (3)実験授業の実施結果による提案したツールの有効性の確認 教育支援ツールの開発を行い、その有効性を評価した。
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