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論理的思考力を育み食生活の自立を支援する食物領域の教材開発と教育実践

研究課題

研究課題/領域番号 17700591
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

西川 和孝  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40335831)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード教材欄発 / 電子レンジ / 家庭科 / 実科 / 地域特産物 / 教材開発
研究概要

本研究では、平成17年度〜18年度に以下の4つの項目について調査を行った。
1.学校教育の限られた時間内で、子どもたちの食生活の自立を支援する方法の一つとして、電子レンジを用いた教材開発の検討を行った。電子レンジは比較的安全な調理器具であり、家庭での普及率は高いが、教育現場の現場はよくわからない。そこで、徳島県内の学校における電子レンジの普及率、活用状況等を調査した。その結果、調査した小中高等学校では、電子レンジの普及率は70%以上であり、電子レンジ調理に興味のある現職教員も比較的多かった。さらに、実際に電子レンジ調理を実践している学校もあった。
2.日韓初等教育の食物領域における電子レンジ活用の比較を行った。その結果、日本に教科書(家庭科)では、電子レンジの記載はなく、一方、韓国の教科書(実科)では調理に関する実習・実験において、電子レンジを積極的に用いていることが判明した。
3.子どもたちが興味・関心を持ちやすい「おやつ作り」について検討を行った。電子レンジを用いた教材例として、スポンジケーキ、羊羹、スウィートポテト(地域特産物「鳴門金時」を利用)について、基礎的条件(材料の分量、配合時間等)の検討及び従来の調理法との比較を行った。その結果、電子レンジを用いても従来の調理法と差はほとんどなく、調理時間の短縮が可能となった。さらに、本教材の一部を教育実践し、その効果を示すことができた。
4.食生活に関連する微生物を用いた教材開発を検討した結果、発酵の実習としてイーストを用いたバターロール作り、また、腐敗の実習として大腸菌等を用いた抗菌活性に関する教材研究を実施した。以上の結果、電子レンジと身近な微生物を用いた教材化の可能性が示された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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