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没入型簡易バーチャルリアリティ提示装置を用いたSTSP教材の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17700592
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関長崎大学

研究代表者

森田 裕介  長崎大学, 教育学部, 助教授 (20314891)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードバーチャルリアリティ / 仮想空間 / 教材開発 / コンピュータグラフィックス
研究概要

本研究では,STSP (Science, Technology, Society, and Peace)教材の開発ならびに没入感や臨場感の教育効果の検討を目的とした。
STSP教材については,長崎原爆を題材として取り上げ,浦上天主堂の被爆前と後をコンピュータグラフィックスで再現した。そして,コンピュータグラフィックスによる仮想空間内を自由に探索できるよう,3次元立体視可能なバーチャルリアリティ教材として完成させた。この教材では,学習者がコントローラーを操作することによって仮想空間内を自由に移動できる。また,学習者はボタンを操作することによって,原爆投下前と後の様子を切り替えられる。
続いて,先の教材を4つのクライアント・コンピュータと1つのホスト・コンピュータから構成される簡易式没入型バーチャルリアリティ提示装置(P-IPTS)で提示できるよう開発を進めた。P-IPTSは,5m×2mの大型スクリーンに液晶DLPプロジェクター4台を使って仮想空間を投影することができ,かつ,移動設置することが可能な装置である。設計時に,教材に取り入れることになっていた被爆者の映像については教材化することができなかった。
評価については,P-IPTSを特別教室に設置し提示実験を行った。高等学校の生徒を対象に調査を実施した結果,視覚的な効果が学習者の興味を喚起していたことが明らかになった。一方で,P-IPTSをより実用的なものにするため,教員を対象にアンケート調査を実施し,大型スクリーンとは別に,より小型のスクリーンも開発した。そして,教員が実際に授業で活用するために必要な条件を明らかにした。現職教員は,通常の授業での利用を想定した場合は,教卓より少し大きめのスクリーンがよいこと,3分程度で設置できるものがよいことがわかった。また,大人数では大きなスクリーンがよいことが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ニーズ調査に基づいた多視点型VR教材の開発と授業実践2006

    • 著者名/発表者名
      瀬戸崎典夫, 森田 裕介, 竹田仰
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌 11・4

      ページ: 537-543

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 簡易式没入型提示システムの効果的な利用に関する一検討

    • 著者名/発表者名
      森田裕介, 岩崎勤, 竹田仰, 藤木卓
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌 29(Suppl.)(印刷中)

    • NAID

      110004705049

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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