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国際協力における理科教師に対する実験指導力育成アプローチに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17700596
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関東邦大学

研究代表者

畑中 敏伸  東邦大学, 理学部, 講師 (30385942)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード国際協力 / 科学教育 / 教師教育 / 実験指導 / 開発途上国 / 映像教材 / ライフヒストリー法
研究概要

開発途上国において理科教師の実験指導力を育成するための研修には,教師の資質能力に合わせた研修内容と,低コストで実施できることが必要である.これまでの理科教師の実験指導力を育成のための国際協力では,日本側より専門家を派遣し研修会を実施することが行われたが,専門家派遣と研修場所までの交通費などを考慮するとプロジェクト終了後の継続的な実施が難しい可能性もある.このような研究関心から,映像教材の配布により実験指導力の育成が可能か解明する調査を実施した.映像教材は,実験手順や科学的知識などをわかりやすく伝えることができる利点がある.映像教材は,フィリピンの教材作成機関である国立科学実験器具開発センター(NSTIC)と共同で作成し,これまで調査したフィリピン理科教師の実験指導力による調査,ライフヒストリー法を用いたフィリピン理科教師の経験の解明を踏まえ作成した.また,フィリピン理科教師の科学的知識が不十分である側面も考慮し科学概念を説明するプリントの作成と,実験指導に活用できるプリントも作成した.調査は,NSTICスタッフによるセブ市内で科学教員10名を対象とした試行をし教材の改善の後,フィリピンマニラ首都圏パシグ市の公立学校である中等学校の物理担当教員(両日参加者10名)に映像教材と印刷資料を用いて,実際の器具の作成と実験を行う研修会として実施した.その結果,質問紙,インタビューにより,教材により実験方法がわかり教員研修の代替となるという教材の有用性が認められた.一方で,教材の使用前後で課した科学的知識に関するテストにおいては,一部の教員には教材に関連する十分に科学的知識が獲得されなかったことが課題であった.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] フィリピンの現地機関との連携による科学教育支援-映像教材作成の開発と教師教育への活用を通して-2007

    • 著者名/発表者名
      畑中敏伸
    • 学会等名
      日本科学教育学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2007-08-17
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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