研究概要 |
今回の研究の対象である携帯ラーニングシステム「ポケット英辞郎」の延べ60万人のログデータを解析し、様々なユーザーパターンを抽出することに成功した.その中で筆者は,単語テストを利用しているユーザのエフィシェンシーモデルに着目した.前年度の研究から携帯コンテンツの中で英単語の4択問題をユーザが解いた場合、同コンテンツの利用頻度が長くなるにつれて、ユーザの4択問題の誤答が削減される傾向が多いことが見受けられたため、ユーザの理解度について更なる分析を行った。また今回の研究結果を複数の企業に公開し、それぞれの企業内教育においての携帯ラーニングの可能性や効果について議論をした. その中でも、プロ野球チームを運営する株式会社楽天野球団と勉強会を行い、球場内のアルバイト教育に携帯ラーニングが適切かどうかのヒアリングを行った。また海外においての携帯ラーニングの可能性についての情報交換を行うべく、フランス、リオン大学を訪問。携帯ラーニングを活用した英語教育等について議論を交わした。 また本研究の比較対象として、前期、アルクから出版された書籍「東大よりハーバードにいこう!?」に連動した4択問題コンテンツを開発し,今期においても、同社から出版される書籍「5歳からのハーバード大学留学準備」に連動した携帯ラーニングのコンテンツを開発し、解析を続けている。
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