研究課題/領域番号 |
17710040
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 独立行政法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
井上 健一郎 独立行政法人国立環境研究所, 環境健康研究領域, 主任研究員 (20373219)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ナノ素材 / 凝固線溶系 / 細菌毒素 / cDNAマイクロアレイ |
研究概要 |
1.ナノ素材の経気道曝露が、肺での炎症に伴う血液凝固・線溶系に及ぼす影響 細菌毒素の経気道曝露により、コントロール曝露と比較して肺での接着分子の発現が明らかに惹起された。また、細菌毒素の曝露により、コントロール曝露と比較して血液凝固系のみならず線溶異常が明らかに惹起された。ナノ素材と細菌毒素との併用曝露は、細菌毒素成分の単独曝露と比較してこれらの、肺での接着分子発現及び血液凝固線溶異常を明らかに増悪した。その増悪程度は、最も小さなナノ素材と細菌毒素成分との併用曝露において顕著であった。 2.ナノ素材の経気道曝露が、肺での炎症に伴う血液凝固・線溶系に及ぼす影響のメカニズムに関する研究 cDNAマイクロアレイでの検討にて、ナノ素材と細菌毒素との併用曝露は、細菌毒素の単独曝露と比較して、肺における発現レベルが変動(増加・減少)する遺伝子が顕著に多く認められた。それらの遺伝子の中には炎症に関わる分子や、凝固線溶系に関わる分子が多種含まれていた。 以上の成果から、ナノ素材の経気道曝露は、肺での炎症によって誘発される血液凝固線溶異常を増悪しうることが明らかとなった。また、ナノ素材による炎症や血液凝固線溶異常の増悪は、遺伝子転写レベルでも確認できた。
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