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オゾンマイクロバブルによる有機系土壌汚染物質の酸化分解処理技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17710064
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 環境技術・環境材料
研究機関長崎大学 (2006)
福岡教育大学 (2005)

研究代表者

藤本 登  長崎大学, 教育学部, 助教授 (60274510)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードオゾン処理 / 土壌汚染物質 / 微細気泡
研究概要

VOC系の土壌汚染処理技術としてオゾン微細気泡を用いた処理技術を用いることで,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,1,1-ジクロロエチレン,1,1,1-トリクロロエタンとジクロロメタンに対するオゾン処理実験を行い,処理水温度に対する初期反応速度を算出した.その結果,処理水温度13℃におけるそれらの見かけの反応速度は,各々0.014,0.018,0.035,0.018と0.0081[1/s]と算出され,1,1-ジクロロエチレン,テトラクロロエチレン,トリクロロ系,ジクロロメタンの順に遅くなることが分かった.また,バブリングによる大気への逃げ量を除いたアレニウスプロットから,これらの反応速度定数の差は-11〜16%であった.これらの結果から,VOCの大気中への逃げ量が反応速度定数に与える影響は1割程度であると推定された.これらVOC(トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,1,1-ジクロロエチレン,1,1,1-トリクロロエタンとジクロロメタン)の活性化エネルギーは4.51,5.15,3.04,3.99,3.86kcal/molと算出された.更に,男成らのテトラクロロエチレンの活性化エネルギー値と本実験結果を比較すると,本実験の方が5割ほど低い値であった.この理由は,男成らの実験がオゾンを溶解した水溶液に溶剤の飽和水溶液を添加する方法を取っており,本実験のような気泡の気液界面上での反応と異なりオゾン飽和水を用いていることと,密閉容器内の実験であるために気相へのVOCの逃げ量が少ないことが主な原因として考えられる.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] オゾン微細気泡による有機系土壌汚染物質の酸化処理実験2007

    • 著者名/発表者名
      藤本登
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会誌 49.2(掲載決定)

    • NAID

      10031117246

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] オゾン微細気泡を用いたVOC分解処理に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      藤本登, 石橋修一
    • 雑誌名

      日本産業技術教育学会第49回全国大会講演論文集 49

      ページ: 52-52

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 有機系土壌汚染物質のオゾン処理技術に関する基礎的研究2006

    • 著者名/発表者名
      藤本登
    • 雑誌名

      日本機械学会2006年度年次大会講演論文集 5

      ページ: 551-552

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 高濃度オゾンを用いた有機系土壌汚染物質の処理技術に関する基礎的研究2005

    • 著者名/発表者名
      藤本登, 河野康臣
    • 雑誌名

      第15回環境工学総合シンポジウム2005講演論文集 05-13

      ページ: 296-299

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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