研究課題/領域番号 |
17710127
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 武蔵工業大学 (2007) 電気通信大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
山田 哲男 武蔵工業大学, 環境情報学部, 講師 (90334581)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 循環型生産システム / リバース・ブロッキング / リユース・リサイクル / 分解生産システム / 組立生産システム / 環境 / 経営工学 / シミュレーション |
研究概要 |
地球環境問題はますます深刻化し、モノづくりを行う製造企業は、製品の組立てを行う組立生産システムと、リユース・リサイクルのために回収した製品を部品に分解する分解生産システムの両者からなる循環型生産システムを構築し、環境に調和しかつ経済的にも成立させねばならない。システム効率を左右するモノの流れは組立と分解で対称的だが、研究代表者は、リバース・ブロッキングという生産性の減少を招く分解生産システムに特有な現象を発見している。 本研究では、利益やリードタイムなど効率性の観点から、組立生産システムのみならず分解生産システムを研究し、製品ライフサイクルを考慮しながら対称的かつ個性的な両システムをモデル化して、入出力間隔、作業能力・バッファ編成などシステム設計を行い、さらには両システムを統合してリバース・ブロッキングのある循環型生産システム全体のモデルを提案し、設計基準を明らかにする。 本年度は、これまで研究した組立生産システムと分解生産システムをもとに、循環型生産システム全体のモデル化を試み、これまで実際に訪問した国内のリユース・リサイクル実践工場(家電、パソコン、携帯電話など)の事例について、製品特徴・再生特徴・分解組立システム特徴の観点から分類を行って循環型生産システムの設計課題を検討・整理した。 また、北南米や国内の先端研究・実践拠点等(北南米 7箇所、国内 2箇所)を訪問し、モデルに反映させるための製品ライフサイクルや使用済み製品の処理について、最新の情報収集を行った。成果の一部は、国内外の会議や学会等で発表を行った。
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