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流体計算技術と地理情報システムを融合した新しい防災・緊急支援対策システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17710139
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関九州大学

研究代表者

内田 孝紀  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (90325481)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード流体シミュレーション / 地理情報システム / 防災 / 緊急支援 / 液体シュミレーション
研究概要

『流体計算技術(CFD)と地理情報システム(GIS)を融合した新しい防災・緊急支援対策システムの開発』を実現するために,平成18年度は以下に示す個別研究開発を実施した.
静穏な夜間や対流混合が盛んな昼間などに出現する種々の大気安定度(すなわち,中立時,不安定成層時,安定成層時)へ適用可能な流体解析コードの改良(浮力効果の取り込み),汎用性とロバスト性に優れた最新のラージエディシミュレーション(LES)のサブグリッドモデルの導入,時間的および空間的に変動を伴う流入気流条件,計算領域の初期条件・境界条件,地面境界条件(地表面粗度モデル)などの精緻化を行った.日本国内の具体的な地域に関して,1/2500程度の縮尺模型を作成して風洞実験を実施した.風洞実験では,順流と逆流が検知可能なスプリットフィルムプローブを用いて平均風速や乱れ強さなどの気流性状の評価を行った.さらに,スモークワイヤー法を用いて,非定常な流れパターンについて可視化実験を行った.ここで得られた風洞実験の結果に基づき,流体解析コードの予測精度を多角的に検証し,精度向上へフィードバックを行なった.計算時間に関しては,従来の流体解析コードと比較して20%以上の短縮を達成した.また同時に,開発した流体解析コードをWindows搭載のデスクトップPC,モバイルPC,およびLinux搭載のPCクラスタに組み込んだ.それらの環境の中で国内の具体的な対象地域を選定し,提案するシステムに要する一連の解析作業の実証試験を行った.本研究で得られた一連の研究成果は国内外の学会で研究発表を行なった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 一様流中に置かれた急峻な単純地形まわりの気流性状の評価-3次元孤立峰モデルの場合-2006

    • 著者名/発表者名
      内田孝紀, 大屋裕二
    • 雑誌名

      日本風工学会論文集 Vol. 31

      ページ: 63-74

    • NAID

      10017392229

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 地形性強風の数値予測と格子解像度の影響2006

    • 著者名/発表者名
      内田孝紀, 大屋裕二, 友清衣利子, 前田潤滋
    • 雑誌名

      応用力学論文集 Vol. 9

      ページ: 795-802

    • NAID

      40015306005

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 一様流中の2次元崖状地形まわりの気流性状に関する数値的研究2005

    • 著者名/発表者名
      内田孝紀, 大屋裕二
    • 雑誌名

      応用力学論文集 Vol.7

      ページ: 831-838

    • NAID

      130004258351

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 風況シミュレーションのための紙地図からの高解像度地形データの構築2005

    • 著者名/発表者名
      内田孝紀, 大屋裕二, 荒屋亮, 田辺正孝, 川島泰史
    • 雑誌名

      九州大学応用力学研究所所報 第129号

      ページ: 129-133

    • NAID

      40007177631

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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