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マラリア原虫の完全長cDNAライブラリを用いた効率的な新規DNAワクチン探索

研究課題

研究課題/領域番号 17710171
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用ゲノム科学
研究機関東京理科大学

研究代表者

渋井 秋子  理科大, 助手 (50313846)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード感染症 / ゲノム / DNAワクチン / 完全長cDNAライブラリ / マラリア
研究概要

ネズミマラリア原虫P.berghei ANKA株の赤内型原虫を材料として、真核細胞用発現プラスミドベクターを用いて完全長cDNAライブラリを作成した。2000クローンをまとめてDNAワクチンとしてマウスに免疫し、その後チャレンジ感染を行ったところ延命効果が確認された(Vaccine.23(34):4359-66,2005)。これらのクローンの5'端をシークエンスし、特徴別にクラスタリングし、サブセット化した。具体的には、空ベクターやネズミ由来遺伝子を除いた1518クローン(DDBJ Accession No.BP113369-BP114819,BP539680-BP539746)を、ネズミマラリア原虫P.bergheiのドラフトゲノムと比較し、その結果を熱帯熱マラリア原虫P.falciparum(Pf)ゲノム配列上にマッピングした。Pfの相同遺伝子が蛋白質配列のN末端にシグナルペプチドを有するBPクローンを C群(525クローン242遺伝子)、それ以外(リボソーム蛋白質、酵素等)の遺伝子にマッピングされたBPクローンをnC群(382クローン143遺伝子)、Pfのゲノム上にマッピングされなかったBPクローンをuM群(611クローン)とした。
このサブセット3群に、前回ワクチン効果のみられたG2000群とコントロールのV群を加えた計5群つき、ワクチン効果を検討した。具体的には、ジーンガンを用いてマウスを1週間おきに3回免疫し、その1週間後に原虫を感染させ、原虫感染率と生存期間を観察した。その結果、サブセットでは、G2000に比べてワクチン効果の増強は見られなかった。同様に免疫後、脾臓細胞と原虫粗抗原を共培養し、免疫応答をサイトカインELISAでアッセイしたところ、IL-2,IFN-γがG2000よりも高値のサブセットは無かった(第35回日本免疫学会総会にて発表)。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A novel method for development of malaria vaccines using full-length cDNA libraries.2005

    • 著者名/発表者名
      Shibui A, Shiibashi T, Nogami S, Sugano S, Watanabe J.
    • 雑誌名

      Vaccine 23・34

      ページ: 4359-4366

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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