研究課題/領域番号 |
17710184
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物分子科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
北 将樹 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 助手 (30335012)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | サンゴ食害生物 / 摂餌行動刺激物質 / 化学合成 / レイシガイダマシ類 / オニヒトデ / ツメタガイ |
研究概要 |
多様な生物が生息するサンゴ礁海域は貴重な生態系を形成しており、その保全は重要である。しかし近年、地球環境の悪化や食害生物の異常発生などによりサンゴ礁は急激に減少している。特に、周期的に大発生してサンゴ群集を壊滅寸前の状態まで陥らせている食害生物として、オニヒトデとレイシガイダマシ類が知られている。これら食害生物被害の対策として、多大な時間と予算をかけた人海戦術による駆除が頻繁に行われているが、つねに大被害の事後対策的な駆除に終始することと、人員と予算の関係で長期的な継続や広範囲の守備が難しく、充分な効果が得られていない。本研究は、サンゴ食害生物として知られるオニヒトデやレイシガイダマシ類について摂餌行動刺激物質を解明し、誘引剤として応用することを目指した。 レイシガイダマシ類の誘因物質に関する研究では,より強い活性が見られたコモンサンゴ抽出物の水溶性画分の分離を検討した。活性物質はシリカゲル、ODS、活性炭など各種樹脂では吸着されなかったが、アミノ基を担持した塩基性シリカゲル樹脂で効率よく部分的に精製できることを見いだした。また詳細なGC-MS分析により、吉草酸および類似の低分子脂肪酸化合物が活性本体である可能性が高いことを見いだした。 また関連した研究として、養殖アサリを食害する巻貝の一種ツメタガイの誘因物質についても検討した。各種クロマトグラフィーによりアサリ抽出物を分離し、活性画分にグルタミン酸が含まれていることを見いだした。
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