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近代日本の宗教運動の政治的機能に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720012
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 宗教学
研究機関東洋大学

研究代表者

大谷 栄一  東洋大学, 東洋学研究所, 客員研究員 (70385962)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード近代日本史 / 宗教社会学 / 宗教運動 / 政治と宗教 / 政治と仏教 / 妹尾義郎 / 大日本日蓮主義青年団 / 新興仏教青年同盟 / 日蓮主義 / 仏教社会同盟 / 宗教と政治
研究概要

本研究は、地域社会において宗教運動が果たした政治的機能を明らかにすることを目的としたものである。その事例として、仏教者の妹尾義郎(1889〜1961)が組織した大日本日蓮主義青年団(1919年結成)と新興仏教青年同盟(1931年創立)による宗教運動を取り上げ、分析を行った(いずれも現存しない団体)
2年間にわたる調査を通じて、両団体の支部所在地だった8都道府県(岩手、福島、東京、山梨、広島、岡山、山口、和歌山)、関係資料が所蔵されている38ヶ所の研究機関等を訪ね、一次資料を収集するとともに、20名の関係者への聞き取り調査を行った。
その結果、全国に散逸していた団体の機関誌(紙)、パンフレット等を相当程度、収集することができ、平成18年度末に作成した研究成果報告書に、その目次データベースを掲載することができた。これは、国内外初の試みである。
また、運動に関わったメンバーの関係者への聞き取り調査を通じて、これまでの研究史では明らかになっていなかった新たな事実も得ることができ、その成果の一端は、学会報告や論文を通じて公にした。
また、研究成果報告書に掲載した論文では、山梨県と岡山県の事例を取り上げ、上記団体の地方支部がどのような活動を実践し、その活動が当該地域でどのような政治的機能を果たしたのかを明らかにすることができた。これらの支部は、戦前期日本の政教関係の下、個々人の私的領域にとどまらず、各地域社会の公的領域への進出を積極的に図り、仏教(日蓮主義、新興仏教)の理念にねざした制度的かつ非制度的な政治参加を行ったという知見を得ることができた。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 妹尾義郎の社会的仏教2006

    • 著者名/発表者名
      大谷 栄一
    • 雑誌名

      福神 第11号

      ページ: 98-111

    • NAID

      40015208404

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 近代日本の『仏教と政治』のクロスロード2006

    • 著者名/発表者名
      大谷 栄一
    • 雑誌名

      南山宗教文化研究所所報 第16号

      ページ: 35-47

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 昭和初期日本の仏教ブーム2005

    • 著者名/発表者名
      大谷 栄一
    • 雑誌名

      現代宗教2005(東京堂出版)

      ページ: 228-249

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 現代と仏教-いま、仏教が問うもの、問われるもの2006

    • 著者名/発表者名
      末木文美士編
    • 総ページ数
      299
    • 出版者
      佼成出版社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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