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マカーマート文学の分析を中心とした、中東一神教文明における比較文学・比較文化論

研究課題

研究課題/領域番号 17720066
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 各国文学・文学論
研究機関京都大学

研究代表者

勝又 直也  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 准教授 (10378820)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2007年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード比較文学 / 宗教学 / ユダヤ学 / ヘブライ文学
研究概要

平成19年度の主な研究実績の一つは、ヘブライ語で書かれたマカーマート文学において最も重要なユダヤ人作家であるイェフダ・アルハリージ(12〜13世紀)によるマカーマート『タハケモニ』の分析である。『タハケモニ』には実に多くの写本が存在するが、大きく分けて、2つのバージョンに分類することができるということを明らかにした。そのうちの1つのバージョンは、3つの写本(パリ写本、ケンブリッジ写本、モスクワ写本)でしか残っていないが、実はこのバージョンこそが、『タハケモニ』の初期の段階における形を反映していることを突き止めた。これらの研究成果は、2008年6月30日〜7月3日の間、オランダのフローニンゲン大学で開催される第5回中世ヘブライ文学国際ワークショップにおいて発表する予定である。また、本研究と並行する形で進めている『タハケモニ』の学術的校訂版(初期のバージョンに基づく)の出版計画であるが、2008年2月末より共同研究者のヨセフ・ヤハロム教授(エルサレム・ヘブライ大学)を客員研究員として京都大学大学院人間・環境学研究科に受け入れていることもあり、出版に向けてかなり前進することができた。さらに、マカーマートを含む中世ヘブライ文学のテキストにおいてしばしば用いられている、ギリシャ語、アラビア語、ラテン語、シリア語といった外来語の使用についての研究成果を、オランダ・フローニンゲン大学のファン・ベークム教授と共著で国際的学術誌に掲載した。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Toward a Dictionary of Medieval Piyyut: Methods, Motifs and Materials2007

    • 著者名/発表者名
      Wout van Bekkum and Naoya Katsumata
    • 雑誌名

      European Journal of Jewish Studies 1

      ページ: 417-425

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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