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Webを利用した日本語学習者の読解プロセス測定システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17720121
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関宮城教育大学

研究代表者

高橋 亜紀子  宮城教育大学, 国際理解教育研究センター, 准教授 (10333767)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード日本語教育 / 読解 / 読解プロセス / 読解指導 / コンピュータ / システム
研究概要

日本語学習者の読解指導を効果的に行うためには、教師が学習者の読解プロセスを理解することが必要である。しかし、この読解プロセスを調べるための従来の方法は、時間とコストがかかりすぎ、現場の教師が利用するのは難しい。そこで、現場の教師が教室で利用でき、個々の学習者の読みの特徴もつかめる、「Webを利用した読解プロセス測定システム」として実現するのが、本研究の目的である。
本年度は、研究のまとめとして、以下のことを行った。
(1) これまでに集めたデータをもとに学習者の読みの特徴や問題点についての分析及び考察を行った。
(2) 昨年度までに収集した文献資料を整理し、課題を明らかにした。
(3) (1)(2)をもとに、懸案事項であったシステム上にある読解をサポートする情報(語彙、文型、談話、構造)の種類と情報提示のあり方について最終検討を行った。
(4) (3)をもとにサポート情報を改善し、新しいサポート情報とした。
(5) 新サポート情報をシステムに搭載した。
3年間の研究成果として、学習者一人ひとりがパソコンを利用して、与えられた文章を読む過程で必要としたサポートの情報をサーバーにログとして記録することによって、読解過程を測定するというシステムが実現できた。読解過程を目に見える形で測定できるシステムは、教師のみならず学習者にも読解過程の問題点を知ることができるという意味で、意義がある。ただし、本システムはまだ試用の段階であり、依然として課題は多い。今後も、本システムの評価・改善を繰り返し、読解プロセスの解明に向けて、研究を続けていくつもりである。なお、本年度の研究成果については、学会で発表する予定である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 日本語学習者の読解プロセス測定システム2006

    • 著者名/発表者名
      高橋亜紀子, 内山潤, 安藤明伸
    • 雑誌名

      International Conference on Japanese Language Education

      ページ: 107-107

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Web-based Measurement System to Evaluate the Reading Process of Learners of Japanese2005

    • 著者名/発表者名
      TaKahashi Akiko, Uchiyama Jun, Ando Akinobu
    • 雑誌名

      Japanese Studies Association of Australia Japan-Negotiating the 21^<st> Century Book of Abstracts

      ページ: 70-70

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 大学における日夲語教育の構築と展開(第20章「日本語学習者の読解プロセス測定システムの開発に向けて」執筆)(藤原雅憲他編)2007

    • 著者名/発表者名
      高橋亜紀子, 内山潤
    • 総ページ数
      406
    • 出版者
      ひつじ書房
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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