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日本語教材における機能語と構文パターンの学習順序に関する認知言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720128
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関東北学院大学

研究代表者

尾谷 昌則  東北学院大学, 教養学部, 講師 (10382657)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード日本語教育 / 認知言語学 / 構文ネットワーク / 日本語教材 / 意味ネットワーク / 機能語 / 学習順序
研究概要

日本語教材において、機能語や構文パターンの効果的な学習順序について研究するため、本研究で考えていた柱は2つあった。まず、ターゲットとする機能語や構文パターンが日本語教育教材においてどのように配置されているかを調査し、それらを各表現・各用法別にデータベース化することが本研究の第一歩であった。しかし、頼みとしていたADFスキャナによる自動読込、及びOCRソフトによる文字認識の精度が予想以上に悪く、手作業で行わざるを得なくなったため、当初の目標を大きく下まわる分量しかデータ化できなかった。ただ、それでも効果は少なからずあった。初級の一番最初、つまり初めて文法を学習する際には、どの言語でも最も基本的な文法格であろうと思われる主格(ガ格)や対格(ヲ格)が一切姿を現さず、日本語教材の場合はほとんどが主題マーカーである「ハ」と述語を組み合わせた表現ばかりであった。これは、三上章やLi & Thompsonが指摘するように日本語が言語類型論において「主題型言語」と分類されることにも矛盾しない。その意味では、日本語の特徴をうまく学習させる効果があると思われる。また、理論と実践が矛盾している項目(時間と空間のメタファー表現や、逆接の接続表現など)もいくつか明らかになった。
もう1つの柱は効果的な学習順序についての研究であったが、これは理論的な基礎研究(調査対象とする語彙の意味・用法調査)だけで時間を使いすぎたために、実践の面(対象語彙の教授順序と学習効果)についての検証を行う時間がなくなってしまった。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 構文文法の歴史的背景と今後の展望2006

    • 著者名/発表者名
      尾谷 昌則
    • 雑誌名

      人間・情報学研究 11巻

      ページ: 25-43

    • NAID

      40015249186

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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