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運用力につながる文法記述のための基礎研究 -「非断定」表現の文脈化と教材化-

研究課題

研究課題/領域番号 17720129
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関聖学院大学 (2006)
早稲田大学 (2005)

研究代表者

太田 陽子  聖学院大学, 人文学部, 講師 (20373037)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード教育文法 / 文脈 / 構文機能 / ハズダ / モダリティ / 教材分析 / 文法 / 教授法 / コミュニケーション
研究概要

本年度は、昨年度に実施した調査結果を分析し、整理してデータ化することと成果をまとめることに主眼をおいた。研究実施計画に挙げた、以下の1〜3の作業を通して、現在、4として総括を試みているところである。
1.構文機能の実態調査
昨年度に引き続き、シナリオ集や新聞コーパスを中心に、ハズダ・ニチガイナイ・カモシレナイの実例を収集・分析し、各表現の使用文脈と機能を具体的に記述、リスト化した上で、相互比較を試みた。
2.教材分析
これも昨年度に引き続き、主要教材(初級教科書15種・中〜上級教科書20種・文法書27種)の例文、練習、解説、場面設定を観察し、その傾向をまとめるとともに、文脈的観点(発話者や聞き手の資格、発話意図、場面設定など)の欠如による問題点などを指摘した。
3.調査結果の分析
昨年度に日本・中国・韓国・ベトナム・マレーシアにおいて実施した「文型使用意識調査」の結果について、それぞれの回答を、学習者の会話作成例、および意見文における運用例としてリスト化した上で、(1)会話場面での運用における問題点、および(2)文章構成上の位置づけの問題点という観点から分析し、現行の日本語教育における指導に欠けている視点を模索した。
4.非断定表現の文脈化と教材化を通した文法記述方法の提案
上記の1〜3の作業を通して得た結論を基に、現行教材や教育現場の問題点を補い、学習者の運用に不可欠な文脈情報を踏まえた文法の記述方法の提案を、現在試みている。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 会話作成タスクにみるハズダの学習上の問題点-適切な運用のために必要な文法記述を考える-2007

    • 著者名/発表者名
      太田陽子
    • 雑誌名

      日本語論叢 (特別号)

      ページ: 303-315

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 文型の「意味」と誤用訂正-「空が曇っているから雨が降るはずです」はなぜおかしいか-2006

    • 著者名/発表者名
      太田陽子
    • 雑誌名

      講座日本語教育 42

      ページ: 82-102

    • NAID

      120000785036

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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