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在日宣教師の日本語教育事業に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720131
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本語教育
研究機関福岡教育大学

研究代表者

竹本 英代  福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (50294484)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード宣教師 / 日本語 / 日本文化 / 日本語教育 / 日本語教師
研究概要

19年度は、大正期から昭和期の日語学校の実態について明らかにすることを目的とした。研究計画にそって、九州教育学会で口頭発表を行い、論文は『キリスト教社会問題研究』に「関東大震災後の日語学校の再建」と題して投稿し、採択された。
本年度の研究では、関東大震災後から日語文化学校と名称変更する昭和5年までの日語学校の実態を明らかにした。その結果、代理校長であったギルバート・ボールズの戦略により、日語学校は、日本語と日本文化を講義する学校から学外者に対して日本文化を講義し研究する場として機能していったことが明らかになった。日語学校が日語文化学校と名称変更した理由は、このような新しい文化事業を新たに取り入れた結果であった。
日語学校が新事業に着手した理由としては、次の二点があげられる。第一に震災によって生徒数が激減したために経営難に陥ったことである。日語学校は主として生徒の授業料収入によって経営されていた。生徒数の激減は学校の存続に関わる問題であった。また震災により校舎が倒壊したため、神戸で教育を再開し、一時期、神戸と東京の二カ所で学校経営を行ったことも経費を圧迫することになった。
第二に、来日宣教師に課されていた当時の宣教師側の要求である。宣教師たちには、日本語だけではなく多方面の仕事に就ける新しい資質と日本における諸団体との連携が必要とされていた。本研究では、ボールズが日本研究センターとしての役割を日語学校に付与することによって、諸団体と関わりながら、宣教師側の要求と日語学校の存続の問題を解決しようとしたことを解明した。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 関東大震災後の日語学校の再建-大正期における宣教師に対する日本語教育をめぐって-2008

    • 著者名/発表者名
      竹本 英代
    • 雑誌名

      キリスト教社会問題研究 56

      ページ: 243-265

    • NAID

      110006612518

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 初代校長フランク・ミュラーと日語学校の教育2007

    • 著者名/発表者名
      竹本 英代
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 56

      ページ: 25-37

    • NAID

      40015405576

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 宣教師H.B.ニューエルの日本語教師2006

    • 著者名/発表者名
      竹本英代
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 55

      ページ: 63-77

    • NAID

      40007387727

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [学会発表]2007

    • 著者名/発表者名
      竹本 英代
    • 学会等名
      九州教育学会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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