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ベトナム語教授法・教材開発のためのベトナムの言語状況の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 17720143
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外国語教育
研究機関立命館アジア太平洋大学

研究代表者

田原 洋樹  立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 専任講師 (60331138)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードベトナム語 / 正書法 / 言語生活 / 使用頻度が高い語彙 / ベトナム語教育 / 言語政策 / 言語教育 / 言語事情
研究概要

ベトナム社会主義共和国の言語状況を広く捉えるために、マスメディア・文芸とベトナム語、教育とベトナム語の視点に立って、現地調査および文献整理を行なった。
マスメディアについては、マスメディア法とプレス年鑑を素材にして、報道におけるベトナム語と少数民族語の使用を分析した。少数民族語による報道は南北統一以前にも実施されているが、その内容は政府方針と政策の普及と文化保護の色彩が濃く、生活に密着した報道ではない。他方で、インターネットの普及により、海外在住ベトナム人による情報発信が一層盛んになった。こうしたサイトにはベトナム本国では既に目にすることがなくなった、旧サイゴン時代の正書法に基づくベトナム語表記を使用しているものがあり、ベトナム語正書法の変遷を辿る上で興味深い。
ベトナム語の教育に関しては、少数民族への「第2言語」としてのベトナム語教育、外国人対象のベトナム語教育の双方から迫ってみた。さらに、いわゆる「民族暴動」以降は、少数民族居住地帯で公務に就く幹部に少数民族語の学習と能力試験受験が課せられたとのことで、若手幹部から実情を聴き取り調査した。一方、外国人向けのベトナム語教育では、韓国人ベトナム語学習者およびベトナム人韓国語学習の激増に伴って、越韓および韓越辞典や教材の出版が隆盛したが、越日・日越では顕著な進展がないことが分かった。そこで、ベトナム人研究者の助言と協力を受け、ベトナムの主要な新聞を基礎資料に、頻出語彙およそ5000を選出した。これは、文字情報に限定されているものの、現在のベトナム人の言語生活を反映したデータであり、今後のベトナム語教育で役立てていくこととしたい。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] ベトナム語の動詞di+名詞についての一考察2006

    • 著者名/発表者名
      田原 洋樹
    • 雑誌名

      ポリグロシア(立命館アジア太平洋研究センター) 第12号

      ページ: 95-99

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] ベトナム語のしくみ2005

    • 著者名/発表者名
      田原洋樹
    • 総ページ数
      144
    • 出版者
      白水社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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