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室町時代における書物史および読書史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720148
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関東京大学

研究代表者

金子 拓  東京大学, 史料編纂所, 助手 (10302655)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード書物史 / 読書史 / 日記 / 古記録 / 記憶 / 情報論 / 系図 / 酒宴
研究概要

人間はいかにして書物と対峙し、書物というモノをいかにして取り扱い、書物のなかから自らに資する情報をいかに取捨選択して取り込んでいったのかという、身体論・情報論としての読書史・書物史研究を日本中世史の分野において進めていくことを研究目的に、本年度においては、昨年度にひきつづき、関連史料・関連図書を購入し、古文書・古記録に書きとめられた読書史的・書物史的記述の収集を行なった。
身体論的観点からの読書史研究については、二年間で集めた事例の分析を十分に行うことができておらず、また、限られた期間内での事例収集も完璧という段階にまで至らなかった。
また、この研究期間中、関連史料・図書の研究を進めてゆくなかで、本テーマと関連して新たに芽生えた関心が二点ある。
一点目は、武士が自らの先祖をいかに認識していたのか、先祖の事跡という記憶をいかなるかたちで子孫に伝え、これを書物化していったのかという記憶情報の伝達・文字化という問題である。これについては、中世武士の末裔が作成した系図・由緒書を多く所蔵する秋田県公文書館をフィールドに選び、史料収集を行なった。
二点目は、権力者が介在する「酒宴」について、これらの情報がいかにして記録され、伝達されていったのかという問題である。これについても関係文献・史料収集を行ない、史料分析に着手した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 法隆寺東寺・西寺相論と織田信長2007

    • 著者名/発表者名
      金子 拓
    • 雑誌名

      東京大学史料編纂所研究紀要 17

      ページ: 52-68

    • NAID

      110006221652

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 戦国大名出羽小野寺氏の花押2007

    • 著者名/発表者名
      金子 拓
    • 雑誌名

      秋大史学 53

      ページ: 35-52

    • NAID

      110006967809

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 別冊歴史読本 合戦絵巻・合戦図屏風2006

    • 著者名/発表者名
      本郷和人(編)
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      新人物往来社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 東北中世史の研究 下巻2006

    • 著者名/発表者名
      入間田 宣夫
    • 総ページ数
      386
    • 出版者
      高志書院
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] 別冊歴史読本 歴史の争点 武士と天皇2006

    • 著者名/発表者名
      本郷 和人
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      新人物往来社
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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