研究課題/領域番号 |
17720161
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
斉藤 利彦 佛教大学, アジア宗教文化情報研究所, ポスト・ドクター (10399058)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2007年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 芸能興行 / 上方 / 大坂 / 興行権 / 動産所有 / 説教讃語名代 / 説教者 / 三井寺 / 近世 / 歌舞伎 / 堺 / 興行地 / 宮地芝居 |
研究概要 |
1.研究基礎資史料の収集(継続) (1)近世芸能興行関係資料の所在確認と必要資史料の収集 上方地域の芸能興行に関係する基礎資料の調査を、二ヵ年度の補足的に行った。特に播州地域の興行権に関わる調査を実施した。木戸札の実物の所在確認ができたことは大きな成果であった。 (2)近世芸能興行関係文献調査とリスト作成 これまでの調査とリスト加増の調査と作成を行った。先行研究の整理と問題点の把握をより確実に行えたことは大きな成果であるといえる。 (3)「動産所有」関係文献調査と整理 「動産所有」関係文献の調査と整理を実施した。この調査により、近世動産所有関係の研究が十分ではないことが、より鮮明となったこと、法律学方面の研究に大きく示唆をうけること、かつ知見を深めることができることを確認したことは成果として特筆できるといえる。 2.収集資史料の整理と分析 (1)説教讃語名代の性格と所有者の分析 これまで近世大坂地域の宮地芝居研究のなかで、研究が手薄な当該興行権について、その性格や所有者の身分的属性、所有変遷について分析した。また上記興行権を考察するうえで、前段階として重要なである説教者の組織編制に関する考察した。 3.分析の結果 最終年度にあたる当該年度は、二ヵ年度に継続して資史料収集や文献調査などを合理的かつ効率的に実施した。また「興行権」の具体的考察として説教讃語名代を分析。合わせて前段階の説教者の組織編制、地域社会との関係をも考察。これらの研究成果の一端を学会で発表し活字化した。今年度の研究成果は口頭報告2回、学術雑誌掲載3本、その他1本である。
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