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地理情報システムを適用した古代宮都の環境史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17720220
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関立命館大学

研究代表者

河角 龍典  立命館大学, 文学部, 講師 (60388105)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
キーワード宮都 / 平城京 / 都城 / 環境史 / 地形環境 / デジタル写真測量 / GIS / 遺跡GIS / 平安京
研究概要

今年度は、(1)宮部地域(藤原京・平城京。長岡京・平安京)の各種基盤地図のGIS化を実施し、(2)平城京については、(2)-1デジタル写真測量によるDEMの構築、(2)-2考古地質情報のGISデータベースの構築と地形復原、(2)-3土地利用情報のGISデータベースの構築と(2)-2において復原された地形とその土地利用の関係についての分析を行った。
(1)については、GISのソフトウェアに各宮都の条坊復原図を取り込み、それらの条坊復原図のジオリファレンスを行い、条坊地割のトレースおよびID番号の設定を行った。
(2)-1については、平城京エリアの空中写真を購入し、Leica Geosysterns社のERDAS IMAGIN9を用いて写真測量を行い、オルソ画像およびDSM(Digital Surface Model)を作成した。一部のエリアについては、DSMを編集し、DTM(Digital Terrain Model)を構築した。
(2)-2については、平城京の発掘調査報告書および現地調査から平城京の遺構深度のGISデータベースを構築し、遺構深度の空間的分布を把握した。また、この結果をもとに、現地表面のDEMから遺構深度値を差し引きすることによって、平城京の古地形を復原し、さらに平城京域の古水系についても検討した。
(2)-3については、平城京の土地利用データベースのGIS化や発掘調査成果のGIS化を実施し、平城京域の土地利用を可視化した。また、その成果を踏まえ、地形と土地利用のレイヤの重ね合わせ分析を行った。
平城京の研究成果については、奈良女子大学21世紀COEプログラム 2006年度国際シンポジウム「古代都市の空間構造と思想-その現代的展開を目指して-」において「環境史から見た平城京-奈良時代以降の地形環境変遷と古代都市の環境利用-」というテーマで報告した。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 宮都研究とGIS2007

    • 著者名/発表者名
      河角龍典, 塚本章宏, 磯田弦, 佐古愛巳, 高瀬裕, 矢野桂司
    • 雑誌名

      条里制・古代都市研究 22(印刷中)

    • NAID

      40015497751

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 平安京の地形環境と災害2007

    • 著者名/発表者名
      河角龍典
    • 雑誌名

      立命館大学21席COEプログラム・神奈川大学21世紀COEプログラム研究推進会議ジョイント・ワークショップ「歴史災害と都市-京都・東京を中心に-」報告書

      ページ: 3-10

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 中世京都の地形環境変化(所収)2006

    • 著者名/発表者名
      河角龍典, 原澤亮太, 吉越昭久
    • 雑誌名

      中世都市研究(高橋康夫編『中世のなかの「京都」』新人物往来社) 12

      ページ: 151-179

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] バーチャル京都(うち「平安時代のバーチャル京都」を執筆)2007

    • 著者名/発表者名
      矢野桂司, 中谷友樹, 磯田弦編
    • 総ページ数
      161
    • 出版者
      ナカニシヤ出版
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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